復讐の光 ~消えない傷を~

復讐 44 ページ2

Youside


しばらくすると玄関が開く音がして「戻りましたー」って壱馬が言ってるのが聞こえた。


ドアの方に目をやると
大きいボストンバッグを抱えた壱馬とその後ろにいる大樹と世界くん。


『おかえり。頼んだものは取ってきてくれた？』


壱「バッチリです！あっ、でも1箇所だけカメラなくて･･･『あぁ、いいの。ダミーだから中は空っぽだよ。』ならいいんすけど･･･。」


『壱馬、世界くん一つして欲しいことがあるんだけど･･･。』


壱「はい？」


『このカメラ･･･まぁざっと38くらいかな
これに入ってるデータから誰が犯人か割り出してほしいの。
あとはっきり顔がわかる所をそうね。ワンシーンにつき5枚印刷してくれない？』


世「分かった」


壱「大変そうだけどがんばります笑笑」


二人に指示を出して残るは一人。


大「俺はどうすればいい？」


『私今からお兄ちゃんのところに行かなきゃいけないからそれに付いてきて。

なにか話したいこともあるみたいだし。
ふたりは、画像の割り出し終わったら連絡入れて。』


壱「？はい。」


『じゃあ、行きましょうか。』



二人に声をかけて大樹と家を出る。

いつ持ってきたのか駐車場には私の車。
きっと山ちゃんだろうな。
↑感謝しろ。崇め奉れ。by山ちゃん


とりあえず急がなきゃ。

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