狂愛

束縛-28 ページ37

龍友side


俺が話していくと大きな目から涙が零れ始める、


龍「怖いねんな。分かる。怖かったもんな。今まで耐えてきたもんな。
でも、あともうちょっとだけ頑張れへんかな。」


『でも･･･玲於と一緒にいるっ･･･ｸﾞｽｯ』


龍「弱ったなぁ。」


頑として玲於と離れることを承諾しやんこの子に困り果てていたときだった。


メ「HIROさん、玲於とAちゃん、
俺の家で預からせてください！お願いします！
亜嵐くんが俺の家に来ることは滅多にない事ですけど玲於なら頻繁に来てますし怪しまれません。

だから、Aちゃんから、玲於を取り上げないでください！お願いします！」


涼「メンさん。･･･HIROさん、俺からもお願いします！ここまで耐えてきたんです。
これ以上耐えろってのはAちゃんに無慈悲過ぎます！お願いします！玲於と一緒にいさせてあげて下さい！」


玲「みんな･･･。HIROさん。今のこいつには俺が必要なんだと思います。
ここで離したらどうなるかわかんないくらい限界に来てるんです。
お願いします。こいつと一緒にいさせてください。」



みんなが頭を下げてHIROさんはあたふたしてる。

数秒してHIROさんがため息をついた。


HI「分かったよ、
その代わり、玲於とAが住む家は俺が用意するから、そこに住みなさい。」


HIROさんからのあっけなくもらえた許可に3人ともありがとうございます！とキレのいいお辞儀をした。


なんだかんだでAちゃんは妹みたいな子やしな。ほっとくことなんて出来へんわ。


龍「ありがとうございます。HIROさん。」

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