１０． ページ11
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食堂
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私はさっきぶつかった先輩のことを
忘れられないでいた
『 ……… ねえ佐野くん 、』
「 ん ？ 」
『 A 、一目惚れしたかもしれない 』
「 は ？ 誰に ？ 」
『 ……… さっきぶつかった 、』
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私がそう言うと 、
「 ああ 、」
なんて言って流すだけ
真剣に聞いてくれない
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『 何年生かな ………… 、名前も … 』
「 … 3年 、臣さん 、登坂広臣 」
『 知り合いなの ？ … 3年生か 、』
「 うん 、高校の先輩 」
『 そ 、そうなんだ 』
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佐野くんと登坂先輩が
知り合い
世間って狭い 、
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『 また会えるかなあ 、』
「 サークル行く ？ 臣さんの 」
『 … え 、いいの ？ 』
「 臣さんに聞く 」
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佐野くんありがとう！！！！！！！！
って心から思った 。(笑)
同じサークルか ………………………
緊張するなあ
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数分後 、
「 いいって 、来てって言ってる 」
『 本当に ！？ 』
「 ……… 喜びすぎ (笑) 」
『 だって嬉しいんだもん ………… 」
「 今日授業終わったら行くかんね 」
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臣くんと同じサークルに入ったのは 、
間違いだっただろうか
あんなに苦しむなんて 、
この時の私は思っていなかったから
ばかだったなあ 、
本当に
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作者名：ありす | 作成日時：2017年1月13日 1時
