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?「魔物が町!?」
カバル「怪しい…」
?「でも悪いスライムじゃなさそうでやすよ」
3人は警戒している。まぁ、当然か…魔物なのだから
リムル「俺はリムル。【悪いスライムじゃないよ!】」
その言葉を聞いたシズエが吹き出した
?「どうしやした、シズさん」
シズエ「いえ、なんでもない。それより…おじゃましよう。この子はきっと信用できる」
シズエはリムルを持ち上げて歩き出そうとした
リムル「あ、そうだ!お前も来るか?」
……誰に言ってんだ?
リムル「お前だよ!木の影に隠れてる黒髪の男!」
…僕しかいないな…けど僕、女なんだけどなぁ…まぁいいか
『まさか気付かれてたとはね』
木の影から姿を現すと、皆が顔を赤くした
この容姿は現在なんだよな…
リムル「お前がわざと気付かれるように仕向けたんだろ?」
『大正解』
僕はわざと魔力を流して気づいて貰えるように仕向けたのだ。本当に気付いてくれるとは思ってなかったけど…
『是非僕もお邪魔させて貰いたくてね。魔物の町がどんなものか気になるし。町はこっちかな?』
リムル「ああ」
シズエの横を歩き始める
シズエ「ねぇスライムさん、国はどこ?」
リムル「国なんて呼べる規模じゃない。町の名前はまだ決めてないよ」
シズエ「そうじゃなくて、さっきのはゲームのセリフでしょう?」
げーむ?なんだそれ…
シズエ「私はよく知らないけれど、同郷だった子から聞いたことがある」
リムル「同郷…」
シズエ「故郷はどこ?スライムさん」
リムル「…日本だよ」
日本!?は…僕と同じ、転生者?
シズエ「やっぱり!そうだと思った。私と同じだね、会えて嬉しいよ」
シズエとリムルが日本出身…
『僕も日本だよ』
シズエ「え!?」
リムル「お前もか…」
『うん。仲良くしようね、2人とも』
僕が初めて同郷の者に会えた瞬間だった
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蜃気楼 - 面白いです!続き待ってます! (2021年12月5日 9時) (レス) @page20 id: c920434a9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リヒト | 作成日時:2021年7月9日 1時