転生したら異世界に居たんだけど…【転スラ×鬼滅の刃】 (ページ17)

今日:2 hit、昨日:11 hit、合計:13,200 hit

17.争乱の始まりページ17

僕とリムルは3人に事情を説明した

カバル「そうか…シズさん、逝っちまったのか」

ギド「というかあんた…本当にリムルの旦那なんでやすか？どうにもその…なんか、ちっこいシズさんぽいっつーか…」

まぁそう思うのも無理はない。リムルは今、シズエの姿に化けているのだから

リムル「本当だよ。ホレ」

リムルは本来のスライムの姿に戻った

カバル「おお！」

ギド「見事なもんでやんすね…」

エレン「………シズさんを食べたの？イフリートを食べたみたいに」

リムル「…それが俺に出来る、唯一の葬送だったからね」

シズエの最後のお願いは、リムルの見せてくれた景色の中で眠りたいとの願いだった

リムル「仲間のお前達に相談もなく、悪かったな」

カバル「いや…それがシズさんの望みだったのなら仕方ないさ」

エレン「けど、Aさんならどうにかできたんじゃないの？」

『え…』

エレンの言葉に、俺は固まった

エレン「だって、龍神なんでしょ？神様なんでしょ！？なら…シズさんを助けることだって…」

そう…僕は神様みたいなものだ。だけど、結局は無力な魔物にすぎない

『…ごめんね、エレン…シズエを助けられなかったのは僕の実力不足だ。確かに、僕なら何とか出来てたかもしれないのに…』

エレン「あ…ううん、ごめんなさい。Aさんだって悲しいはずなのに…私…」

『いいよ…気にしてないから』

あぁ…僕はまた、何も出来ない。あの時と何も変わっていない

『シズエは、最後の旅で君達と仲間になれて楽しかったって言ってたよ』

リムル「ちょっと危なっかしいとも言ってたけどな」

ギド「あーね…」

カバル「おいコラなにこっち見てんだお前らっ」

エレン「だってねぇ」

カバル「お前だってこの前落とし穴にハマってたじゃねーか盗賊(シーフ)のくせに！シズさん呆れてたぞ！」

ギド「あ、あれは姉さんが急に押すからでやす！」

エレン「ちょっとぉ、私のせいにしないでよぅ。あの時は突然蜘蛛が落ちてきて…」

しんみりするより、こういう方が彼ららしくていいよね…でしょ？シズエ…

エレン「あの時シズさんがクモ取ってくれたのよねぇ」

ギド「あれ以来シズさんが罠探し手伝ってくれやして…」

カバル「ホレみろ！俺だけじゃないじゃん！」

っていう彼らシズエに頼りすぎじゃない？