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力を入れることをやめたのか、彼女の手からナイフが滑り落ちた。
「 その愛は、完璧なものじゃないとだめだったの。私にしか向けられていない、愛じゃないと 」
ぽつりぽつりと涙と共に語る。
もう目元の狂気はどこにも見えなかった。
「 お母さんもお父さんと、完璧な愛を欲しがった。お互いを想う者は手当り次第決して、最後には 」
「 お互いがお互いの理想じゃなくなった瞬間に、お互いをころしちゃったの 」
そう語る彼女の目は、どこか遠くを見ていた。
「 死んだあと、数々の事件を起こしていたことがバレて、わたしは被害者の家族にたくさん罵られた 」
「 それでも隠して頑張って生きてきたけど、ある日、気づいちゃったの 」
「 わたしは正真正銘あの両親の子供だって。わたしも完璧な愛が欲しくなっちゃったの 」
そう言いながら彼女は今まで見たことのない儚い表情を浮かべて座り込む。
「 気がついたら何かに乗っ取られたかのように私の意思に反する行動ばっかりで。絶対お母さんとお父さんにはなりたくなかったのに。...ごめんね、勇太 」
哀しそうに笑う彼女に、俺は何一つ声をかけることが出来なかった。
「 わたしも2人と同じ、地獄行きだね 」
「 わたしなんかと付き合ってくれて本当にありがとう 」
「 お、おい待て!なんでそんな別れの挨拶みたいな...! 」
Aは、手元のナイフを置いて、触れるだけのキスを俺の唇に落とした。
「 さようなら 」
自然と落ちる意識の中、彼女は哀しそうに笑っていた。
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永瀬るう(悪魔たん)(プロフ) - 岩里さん» ふははー笑 思いついたのがこれだったの笑 12月から病んでたわ笑 ありがとーっ笑 (2015年4月5日 18時) (レス) id: e98bcf4c29 (このIDを非表示/違反報告)
岩里(プロフ) - 感想、怖いわ!!笑笑まぁでも、おもしろかったです。笑笑 (2015年4月5日 18時) (レス) id: ceeec124e9 (このIDを非表示/違反報告)
重瀧萌廉 - 悪魔たんさん» 頑張って(≧∇≦) (2014年12月19日 19時) (レス) id: 128029fbee (このIDを非表示/違反報告)
悪魔たん - なぁさん» おおーまき!ありがと〜!うち逆に長いの書けない!w アンケート協力よろしゅーな♪ (2014年12月19日 17時) (レス) id: f1652a0f4b (このIDを非表示/違反報告)
なぁ - るぅ〜!まきだよん。 短編書くとかスゴいね!私、絶対長くなっちゃうから。汗 これからも更新ふぁいてぃん! (2014年12月19日 14時) (レス) id: 6b91919fef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いずみ | 作成日時:2014年12月17日 19時