___方程式その197 ページ47
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試合は、一之瀬のものすごい気迫により
いつもと雰囲気が全く違っていた。
音無「一之瀬さん、すごい気迫ですね……それに負けずとキャプテン達も。」
冬花「元チームメイト同士の思い。素敵ですね、秋さん」
秋「え、ええ。そうね……」
一之瀬の足のことを知っているのは
私、土門、秋。そして緋村。
たったこの4人だ。
あの一之瀬の表情の意味がわかるのは
4人だけだ。
一之瀬のペガサスショット、
吹雪と風丸のザ・ハリケーンにより
1:1で前半は終了。
皆が休憩をとる中、一之瀬は1人控え室の奥へと入っていった
それについて行く私。
に、ついて来る木野秋。
に、ついて来て建物の影に隠れる緋村さつき。
一之瀬「戻ったらすぐに入院の手続きをします。わがままを言ってすみませんでした」
公衆電話で話し終わった一之瀬の背中に
声を掛けようとしたが
何故か手がひるんで動けなかった。
秋「一之瀬くんっ!!」
一之瀬「秋、A……」
秋の声で振り向いた一之瀬
ダメだ、私が変えないと。
ひるむな 自分
『一哉っ…私は一哉が生きていてくれればそれでいい。一哉のことが大好きだから……お願い。もう、やめよう? あんな全力のプレーをこれ以上続けたら…』
一之瀬「……ははっ、大丈夫だよA。大げさだよ、土門も」
『成功率が50%でも、私は信じる。だから、お願い＿＿』
大粒の涙を流しながら
一之瀬の唇にキスをした
その場にいた全員が、驚きのあまり動けず直立していた。
『＿＿＿私は、一哉の笑顔が好き。一哉の温かさが好き。一哉の声が好き。一哉の優しさが好き。この試合のために、大好きな一哉を失うなんて嫌だよ』
一言一言を、丁寧に。
放心状態で目を見開いてこちらを見ている一之瀬に。
伝わりますように。
＿＿＿これ以上、一之瀬を試合に出すわけにはいかないから。
＊＊＊
多忙で1話更新申し訳ございません…
埋め合わせで今週末に2話更新頑張ります。
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描きピー(プロフ) - 最後の緋村ちゃんカッケエ…！！ヤベエ、男前や…！！ (2018年8月9日 18時) (
レス) id: 168ca8a7b4 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨☆*＊*(プロフ) - 面白いです。主人公ちゃん大好きです。次のお話見たいです。 (2018年7月8日 2時) (レス) id: 635c87faf1 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥雪乃 - なんだか逆に緋村さんがすごい悪女感。今までとは違う子とはいえターゲットとは変わりませんからね。主人公ちゃん好きです (2018年4月23日 18時) (レス) id: 2026455838 (このIDを非表示/違反報告)
和狐音 - 凄く面白いです！主人公ちゃん大好きですヾ(*´∀｀*)ﾉｷｬｯｷｬ主人公ちゃんがもっと皆から愛されまくってほしいです！決して女子キャラがキライとかではないです。ただ、主人公受けが最高ですので…。緋村も主人公ちゃんを認めてほしい。主人公、明らかに良い悪女← (2018年4月8日 21時) (レス) id: f7d3b5982d (このIDを非表示/違反報告)
サラサ - とても面白いです！これからも頑張ってください！ (2018年4月4日 9時) (レス) id: e37972dbd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：降月(ふるつき)
| 作成日時：2017年7月22日 0時
