___方程式その195 ページ45
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アメリカ戦当日
試合が始まる前、皆控え室で待機している。
一之瀬に会いに行かなきゃ
『……秋さん、ドリンクボトル取りに行くの手伝ってくれないかな…??』
秋「へ? あっ、もちろん…!!」
私から話しかけられるのが珍しいからか
動揺しまくりの木野秋
緋村「あー…俺も手伝ってやるよ」
3人で控え室を出て廊下を歩く。
『「「……」」』
もちろん無言で。
秋「……あ、Aちゃん!! ドリンクはこっちじゃ＿＿」
木野秋の唇に人差し指を近づけ、しゃべらないように促した。
「＿＿＿約束してくれ。万が一、プレー出来なくなるようなことがあったら」
「その時は、グラウンドを出る」
秋「……この声、一之瀬くんと土門くん…??」
私たちは壁に隠れ、息を潜める。
土門「俺はお前の命が大事だ。お前には試合に出ず今すぐにでも手術してもらいたい。こうしている間にも、成功の確率は下がって＿＿」
秋「一之瀬くん!! 手術ってなに!?」
土門「秋!?……Aに緋村まで」
秋が飛び出した後を追って
私達も2人の前に姿を見せた。
『この大会で優勝してプロのユースに入るって……一哉、私に報告してくれたじゃん…』
一之瀬「A、秋……」
土門「嘘なんだ、プロリーグに誘われたのは本当だ。でもユースには入れない。あの時の事故の影響で一之瀬はまた手術を受けないといけないんだ。しかも手術の成功率は50%」
秋「そんな…どうして言ってくれなかったの」
一之瀬は秋の問いかけに答えず、険しい表情で黙っている。
土門「これが最後の試合になるかもしれないんだ」
『＿＿一哉は、守たちと。元チームメイトの皆と。最高の仲間と。全力で戦いたいんだね』
一之瀬「……!! あぁ。だから、円堂たちには言わないでほしい」
『わかった、約束する』
私は "でも、" と付け加える。
『"無理はしない"こと。私とも約束してね…??』
一之瀬「ははっ、Aには本当にかなわないなぁ。約束するよ」
小指と小指をつなぎ
指切りげんまんをした
がんばれ、一之瀬。
*
緋村「手術とかシリアスな話してる時はマジでしゃべれないわ。俺いたっけ？つか、来なくてもよかった説」
＊＊＊
お陰様であと数話でこのパート4も限界の50話突破します！
良ければ評価お願いします…！
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描きピー(プロフ) - 最後の緋村ちゃんカッケエ…！！ヤベエ、男前や…！！ (2018年8月9日 18時) (
レス) id: 168ca8a7b4 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨☆*＊*(プロフ) - 面白いです。主人公ちゃん大好きです。次のお話見たいです。 (2018年7月8日 2時) (レス) id: 635c87faf1 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥雪乃 - なんだか逆に緋村さんがすごい悪女感。今までとは違う子とはいえターゲットとは変わりませんからね。主人公ちゃん好きです (2018年4月23日 18時) (レス) id: 2026455838 (このIDを非表示/違反報告)
和狐音 - 凄く面白いです！主人公ちゃん大好きですヾ(*´∀｀*)ﾉｷｬｯｷｬ主人公ちゃんがもっと皆から愛されまくってほしいです！決して女子キャラがキライとかではないです。ただ、主人公受けが最高ですので…。緋村も主人公ちゃんを認めてほしい。主人公、明らかに良い悪女← (2018年4月8日 21時) (レス) id: f7d3b5982d (このIDを非表示/違反報告)
サラサ - とても面白いです！これからも頑張ってください！ (2018年4月4日 9時) (レス) id: e37972dbd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：降月(ふるつき)
| 作成日時：2017年7月22日 0時
