61夢＊鍵谷さんと ページ21
起きてからは2人でご飯を食べて、映画を見てたらそろそろ家を出る時間に。
A「ねぇ、本当に本当に私がお邪魔していいの？」
卓「うん。会えるの楽しみだなぁって向こうも
言ってたから大丈夫。」
きっとたくと仲良しのファイターズの誰かなのかなぁ…と思いつつ、準備を進めてたら。
卓「A、こっち見て。」
髪の毛をまいてたら後ろから声がして、振り返った。
A「それ…！」
卓「Aに貰ったやつ着てみた。
似合ってる…？」
ちょっと恥ずかしそうに私があげた服を着て立ってるたく。
A「すっごく似合ってる…！
今日着て行ってくれるの？」
卓「だって、せっかく貰ったんだし。
Aも一緒に出かけるし。だめ？」
A「全然ダメじゃない！
嬉しい、ありがとう。」
そう言うとたくは満足そうに笑って、リビングで待ってると言って歩いていった。
私の用意も終わって、2人でタクシーに乗って待ち合わせ場所に向かった。
お店の人に案内されて、奥の方の個室に入ると1つの靴がもうそこにあった。
中に入ると、1人の男の人が。
卓「ごめん、お待たせ。」
？「全然。俺も今来たとこ。」
卓「A、入っておいで。」
たくにそう言われて恐る恐る中に入った。
卓「知ってると思うけど、彼女のAです。」
A「初めまして。
たくの彼女の…吉本Aと申します。」
そう言ってお辞儀をすると、男の人も立ち上がって自己紹介してくれた。
陽「Aちゃん、初めまして。
たくの同僚の、鍵谷陽平と言います。
今日せっかく遠くから来てくれてるのに、ごめんね？」
鍵谷さんはとっても礼儀正しくて、しっかりした人だった。
A「とんでもないです。
私の方こそ、せっかくの2人の時間だったのに…
すいません。」
陽「全然！早く会ってみたかったから今日来てくれて嬉しいよ。」
卓「A、こっち座り。」
そう言ってたくが奥の席を空けてくれたので、私はたくの隣に座った。
こうして鍵谷さんとたくと3人でのご飯会が始まった。
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作者名：あかねん | 作成日時：2018年9月22日 1時
