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55夢*お助けマン ページ15

遥輝さんに聞いてみるとあっさり承諾してくれて、私たちは1月の最終週に北海道にやって来た。


杏「無理、寒すぎる。」


遥輝さんに杏里も来い!と言われ、巻き添えをくらった杏ちゃんの言う通り、1ヶ月ぶりの北海道は本当に日本?ってゆーぐらい寒かった。


空港で待ってると、遥輝さんがやってきた。


遥「ごめん、お待たせ!」


A「遥輝さん…せっかくのお休みなのに、
すいません。」


遥「杏里もおるし、ぜーんぜん!
卓さんとAちゃんのためならなんでも
俺に任せて!」


杏「良かったね、A!」


遥輝さんに連れられて、とりあえずプレゼントを買うことに。


杏「何がいいと思う?卓さん何が好き?」


遥「Aちゃんから貰うものならなんでも
喜ぶと思うねんけどなぁ…。
セーターとかは?
アパレルで働いてるし、センスありそうやん?」


杏「確かに!いいんじゃない?セーター!」


A「私もちょっとそれは思ってた!
じゃあ…セーター見に行ってもいいですか?」


遥「おっけ!
ほんなら、俺と卓さんがよく行くとこ連れてって
あげるわ!」


こうして遥輝さんの車でいつも行くというお店に連れてってもらうことに。


着いてみるとすんごくこじんまりしたお店で。


お店の方もすごく良くしてくれて、みんながいい!って言ってくれたセーターを買うことにした。


杏「卓さんすっごい喜びそう!」


遥「ニヤけてる顔が目に浮かぶなあ(笑)」


A「本当にありがとうございました!
喜んでくれるといいなぁ…!」


こうしていよいよ私はたくのおうちにお邪魔することに。


その前に遥輝さんがたくに電話。


卓「遥輝?どしたと?」


遥「卓さんこんにちはー!
卓さん今日暇ですよね?」


卓「勝手に暇やろって決めつけるのやめろ。
…まあ…暇やけど。」


遥「なんなんすか!(笑)
突然なんですけど、今からおうち行きますね。」


卓「は?何しに来るん?」


遥「え?会いに行ったらダメですか?」


卓「お前は俺の彼女かよ…。
汚くてよければどーぞ。」


遥「いや、ちょっとは綺麗にしててください。」


卓「なんなん?今日生意気よな。」


遥「ごめんなさーい(笑)
じゃあまた着いたらピンポン鳴らしますね!」


卓「はいはい。
家に何もないけんなんか適当に買ってきて。」


遥「はーい。」


こうして電話を切った遥輝さん。


遥「卓さん絶対びっくりするやろなぁ(笑)」


いよいよ突撃…!

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作者名:あかねん | 作成日時:2018年9月22日 1時

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