54夢＊悩める乙女 ページ14
A「はぁ…。」
杏「A、今日ため息つくの何回目？」
A「1000回目ぐらい…。」
怒涛の年末年始バイトを乗り越えて、やっと休みの日を迎えた。
そんな今日は杏ちゃんについてきて貰って、たくの誕生日プレゼントを探しに来てた。
だけど、なんにも良いものが思い浮かばなくて、どれもピンと来なくて、今に至るわけです。
A「やっぱ欲しいものも聞いといてもらうべき
だったかなあ…。」
杏「いやいやいや！
Aが自分のセンスで選んだって聞いたら、
卓さん絶対喜ぶはずだよ！頑張って探そ！」
A「男の人って何が欲しいんだろ…。
たくの好きなものもまだ全然知らないしなあ…。」
付き合ってまだ間もないから、本当に何もわかんなくて。
きっとたくはお金持ちのはずだから、私があげようとしてるもの全部持ってそうな気がしてなかなか決められなかった。
杏「ねぇ、Aが会いに行くとかは？」
A「え？私が？」
杏「うん。突撃訪問しちゃいなよ。
卓さんのおうちに！そして手料理とか作ったら？
卓さんそーゆーの喜びそう！」
A「えぇ…卓さんの家とかも何も分かんない
しなあ…。」
杏「そこはさすがに遥輝頼ったらいいじゃん！
遥輝なら絶対協力してくれると思うけどなあ！」
A「杏ちゃんはいいの？
私が遥輝さん頼っても…。」
杏「当たり前(笑)
Aと卓さんのためなら全然遥輝貸す！(笑)」
A「喜んでくれるかな…会いに行って。」
杏「だってしばらくアリゾナにも行っちゃうん
でしょ？
その後はAが研修とか始まるじゃん？
今しかないよ！会うなら！」
A「予定合うなら行ってみようかな…。
ちゃんと、直接お祝いしたいし。」
杏「それがいいよ！はい、決まり！
さっそく遥輝に相談して、作戦会議だね！」
A「杏ちゃん〜ありがとう(泣)」
持つべきものは頼りになる友達だなあ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 319人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「プロ野球」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あかねん | 作成日時：2018年9月22日 1時
