50夢*お別れ〜卓side〜 ページ10
時間になったので集合場所まで2人で戻った。
すると先に遥輝と杏ちゃんが来てた。
卓「ごめん、お待たせ。」
遥「全然大丈夫ですよ。楽しめました?」
卓「うん。俺はそのつもり。」
A「とっても幸せな時間過ごせました!」
遥「Aちゃん、良かったな!
じゃあ…行きますか。」
こうして俺たちは搭乗口の方に向かった。
俺の少し後ろをキャリーを引きずりながらAが歩いてた。
卓「A。荷物、貸して。」
A「もうすぐだし、これぐらい大丈夫。」
卓「両手塞がってて危ないけん、ほら。」
A「本当に大丈夫だよ。」
卓「もう!ほら!」
俺はキャリーとは反対側に持ってた手荷物を半ば強引に奪い取り、空いた手を繋いだ。
A「たくっ/////!人いっぱいいる!」
卓「気にしたら負け。
こうしてたいから、いーの。」
そう言うと黙ったA。
ちょっと強引過ぎたかな?と思ったけど、その後小声でありがとう。って言われた。
遥「そろそろ時間やんな?」
杏「うん。そろそろ行かなくちゃ…。」
卓「長旅なると思うから…飛行機の中でゆっくり休むんよ?」
A「うん。3日間…本当にありがとうございました!」
遥「こちらこそありがとう。
今までで1番楽しいクリスマスやったで。」
杏「じゃあ…そろそろ行きますね。」
卓「ん。気をつけてね。」
そう言うとAが黙って近づいてきた。
すると、俺の手を優しく握って言った。
A「素敵な時間を本当にありがとう。
私も次に会える時まで頑張るから…たくも、大変だと思うけど…頑張ってね。」
卓「当たり前。頑張ろう。また連絡する。」
A「うん。待ってるね!」
卓「Aも連絡してな?」
A「分かってる。けど、無理はしないでいいからね?」
卓「そんなこと気にせんで良か。」
そう言って頭を撫でると嬉しそうに笑ったA。
杏「A!そろそろ行こっか!」
A「うん!じゃあ…また!」
遥「気をつけるんやでー!」
卓「着いたら連絡して。」
こうして俺たちは2人を見送った。
帰り道、遥輝と久しぶりに過ごす2人の時間。
遥「どうでした?3日間。」
卓「ホンマ夢のようやった。
こんなに充実してたのいつぶりやろってぐらい。」
遥「卓さんに彼女出来て嬉しかったなー!」
卓「遥輝には本当に感謝してる。ありがと。」
遥「ふふふ。なんか変なの。」
こうして終わった幸せな3日間。
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作者名:あかねん | 作成日時:2018年9月22日 1時