検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:61,912 hit

50夢*お別れ〜卓side〜 ページ10

時間になったので集合場所まで2人で戻った。


すると先に遥輝と杏ちゃんが来てた。


卓「ごめん、お待たせ。」


遥「全然大丈夫ですよ。楽しめました?」


卓「うん。俺はそのつもり。」


A「とっても幸せな時間過ごせました!」


遥「Aちゃん、良かったな!
じゃあ…行きますか。」


こうして俺たちは搭乗口の方に向かった。


俺の少し後ろをキャリーを引きずりながらAが歩いてた。


卓「A。荷物、貸して。」


A「もうすぐだし、これぐらい大丈夫。」


卓「両手塞がってて危ないけん、ほら。」


A「本当に大丈夫だよ。」


卓「もう!ほら!」


俺はキャリーとは反対側に持ってた手荷物を半ば強引に奪い取り、空いた手を繋いだ。


A「たくっ/////!人いっぱいいる!」


卓「気にしたら負け。
こうしてたいから、いーの。」


そう言うと黙ったA。


ちょっと強引過ぎたかな?と思ったけど、その後小声でありがとう。って言われた。


遥「そろそろ時間やんな?」


杏「うん。そろそろ行かなくちゃ…。」


卓「長旅なると思うから…飛行機の中でゆっくり休むんよ?」


A「うん。3日間…本当にありがとうございました!」


遥「こちらこそありがとう。
今までで1番楽しいクリスマスやったで。」


杏「じゃあ…そろそろ行きますね。」


卓「ん。気をつけてね。」


そう言うとAが黙って近づいてきた。


すると、俺の手を優しく握って言った。


A「素敵な時間を本当にありがとう。
私も次に会える時まで頑張るから…たくも、大変だと思うけど…頑張ってね。」


卓「当たり前。頑張ろう。また連絡する。」


A「うん。待ってるね!」


卓「Aも連絡してな?」


A「分かってる。けど、無理はしないでいいからね?」


卓「そんなこと気にせんで良か。」


そう言って頭を撫でると嬉しそうに笑ったA。


杏「A!そろそろ行こっか!」


A「うん!じゃあ…また!」


遥「気をつけるんやでー!」


卓「着いたら連絡して。」


こうして俺たちは2人を見送った。


帰り道、遥輝と久しぶりに過ごす2人の時間。


遥「どうでした?3日間。」


卓「ホンマ夢のようやった。
こんなに充実してたのいつぶりやろってぐらい。」


遥「卓さんに彼女出来て嬉しかったなー!」


卓「遥輝には本当に感謝してる。ありがと。」


遥「ふふふ。なんか変なの。」


こうして終わった幸せな3日間。

51夢*大晦日→←49夢*プレゼント



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
319人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あかねん | 作成日時:2018年9月22日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。