5夢*ファウルボール ページ6
試合が始まって、日ハムが1点追いかける形で後半戦に入った。
今回は前回ほどボコボコにやられてないし、中島選手もヒットと盗塁をひとつずつ決めてた。
そんな中まわってきた、中島選手の打席。
中島選手は粘りの達人って何かで聞いたことがあるけど、本当にすごい。
どんなボールでもバットに当てにいって、相手に何球も投げさせる。
今回の打席も2ボール2ストライクから粘りに粘ってた。
すると、中島選手の打ったボールが三塁側に飛んできた。
すごい上まで上がってたから、見上げてたら…なんだか段々とこっちに近づいてくる予感。
杏「ねえ、なんかここら辺に落ちてきそうじゃない?」
A「杏ちゃんもそう思ってた?私もなんか怪しいなとは思ってるんだけど…。」
そんなことを話してると段々と近づいてくるボール。
危ない!と思った頃にはもう遅くて…中島選手の打ったファウルボールは私のおでこに直撃してまたどこかに行ってしまった。
杏「A!?大丈夫!?!?」
A「えへへへへ(笑)
めっちゃ痛いけど大丈夫…(笑)」
正直いってとてつもなく痛い(涙)
痛がってる間も試合は続いてて…中島選手は無事にヒットで出塁してた。
すると、私の元に球場のスタッフさんらしき人がやって来た。
ス「あの、お怪我大丈夫ですか?」
A「あ、すいません。ちょっとおでこに当たっただけなので…。」
ス「いや、でもすごい腫れてるんで一応手当しておきましょう!歩けますか?」
A「いいんですか?すいません…。」
こうして私は球場の方に手当てをしてもらうことに。
杏「本当に1人で大丈夫!?」
A「本当に大丈夫!せっかくだから、杏ちゃんは試合を見届けてて!」
杏「分かった…でも何かあったらすぐに連絡してね?」
A「うん、分かった。ありがとね。」
こうして私は若干フラつきながらも、球場の方に連れられて救護室へ向かった。
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あかねん(プロフ) - はるなさん» 両方見に来てくださってありがとうございます!頑張れます(><)!!! (2018年8月11日 9時) (レス) id: 66d45efd57 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - このお話も面白いです!続きが気になります!♪ (2018年8月11日 7時) (レス) id: aa6b109c88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかねん | 作成日時:2018年7月30日 1時