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31夢*晩御飯〜杏ちゃんside〜 ページ32

運転席に座り、スーパーまで連れてってくれてる卓さんのテンションは低い。


なぜこうなったのかを第三者の私がお話しましょう。


各自部屋に戻ってから、私は丁度30分後ぐらいにリビングへ向かった。


するとそこにはもう卓さんが来てた。


けど残りの2人は全然来なくて。


10分後ぐらいに2人仲良くAの部屋から出てきた。


遥「すいません、遅なりました。」


卓「遥輝、Aちゃんの部屋行っとったと?」


遥「ちょっと話があって。
そしたら思いのほか盛り上がってしまって…。
杏ちゃんも待たせてごめんね。」


A「すいません、遅くなっちゃって。」


杏「私は全然!じゃあ行きましょうか!」


私が言うと何も言わずにみんなより先に家から出る卓さん。


遥「よしよし。卓さんちょっと嫉妬してるわ。」


隣で思い通りの展開にニヤつく遥輝さん。


私はAより先に遥輝さんからこの作戦の話を聞いてたんだ実は(笑)


ずっと2人のことくっつけたいねなんて言ってたから…大賛成した。


反対の横では卓さんが機嫌悪いのに気がついてちょっと動揺してるA。


卓さんの車でスーパーに向かい、無事に晩御飯のカレーに必要な材料を買った私たちはいよいよカレー作りをすることに。


遥「杏ちゃんかAちゃんどっちかでも料理
出来るん?」


杏「それなら!Aに任せてください!
なんでも作ってくれますから!」


A「ちょっと杏ちゃん!!!
ハードルあげないでよ〜〜。」


遥「じゃあ、Aちゃんにカレー作ってもらって
残りのサラダとかは俺たちで作ろか。」


A「えー。ちゃんと出来るかなー。
頑張ります…!」


そう言って髪の毛をくくってカレーを作り始めたA。


それを見守りながらのんびり野菜を切ってるサラダ組3人。


しかし卓さんは手も動かさずにずーっとAの方を見つめてた。


杏「卓さん本当にAのこと好きなんですね。」


遥「めっちゃわかりやすいやろ?
お互いあんなにわかりやすいのになーんでまだ
引っ付かんのかなあ…。」


杏「不器用と不器用ですからね。
ほっといたらいつまでも交わらないだろうなあ。」


遥「ほんっまに世話がやけるなあ(笑)
ここは俺が人肌脱ぎますか。」


杏「遥輝さんは世話焼きですねホント。(笑)」


遥「世話焼きちゃうって!
恋のキューピットの間違いやで。(笑)」


そう言って遥輝さんは卓さんの元へ向かった。


この3日で2人の距離が縮まりますように。

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あかねん(プロフ) - はるなさん» 両方見に来てくださってありがとうございます!頑張れます(><)!!! (2018年8月11日 9時) (レス) id: 66d45efd57 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - このお話も面白いです!続きが気になります!♪ (2018年8月11日 7時) (レス) id: aa6b109c88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかねん | 作成日時:2018年7月30日 1時

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