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23夢*2人だけの朝 ページ24

無事に誰にもバレないまま卓さん遥輝さんのお部屋に到着。


卓「Aちゃん、一応お水飲んどき。」


卓さんがコップにお水を注いでくれた。


A「ありがとうございます。いただきます。」


杏ちゃんはベッドの上に転がして、やっと落ち着いた。


遥「Aちゃん、疲れたやろ?
明日朝も早くに出んとアカンから…もう一個のベッド使って寝てえーよ。」


A「いやいや!私は全然大丈夫なんで…。
2人がベッド使ってください!」


卓「俺らソファーもあるけん大丈夫。
ホンマに気にせんといて?」


A「でも…。」


遥「Aちゃん達帰ったあと俺らまだちょっとは
寝れるから!ホンマにえーよ!」


そう言って2人はソファーにそれぞれ寝転がり始めた。


卓「明日朝、また帰る時起こして?
下まで送るけん。」


A「分かりました。じゃあ…おやすみなさい。」


遥「おやすみ!寝れんかったら声かけてな。」


2人の優しさに包まれながら、私はお酒が入っていたのもあり、ぐっすりと眠ることが出来た。


そして何時間か経った朝の5時。


私の携帯のアラームが鳴って、目を覚ました。


最低限の身支度だけ整えて、あとは杏ちゃんを起こして静かに帰ろうとしていたら…


卓「おはよ、Aちゃん。」


ソファーから目を擦りながら卓さんが起きてきた。


A「ごめんなさい!起こしちゃいましたか?」


卓「全然。元々見送りするつもりやったけん…
自分でも目覚ましかけとったんよ。」


A「そんなの…良かったのに。」


卓「次いつ会えるか分からんのに…バイバイ言えへんの辛いでしょ?」


A「卓さん…。」


卓さんの言葉にキュンとした。


そんな優しいこと言われたら…期待しちゃうし、好きになってしまう。


卓「Aちゃん…?」


A「はい…?」


卓「また連絡するけん…また俺と会ってくれる?」


A「卓さん…私なんかに時間使っていいんですか…?」


卓「そんなこと言わんで。
俺がAちゃんと会いたいの。
俺はもっともっとAちゃんと仲良くなりたいと思っとる…Aちゃんはやだ?」


そう言って卓さんは少し悲しそうな顔で私のことを見つめた。


A「そんなことないです…!
私も…卓さんともっとお話したい…です。」


言ってから恥ずかしすぎて後悔した。

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あかねん(プロフ) - はるなさん» 両方見に来てくださってありがとうございます!頑張れます(><)!!! (2018年8月11日 9時) (レス) id: 66d45efd57 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - このお話も面白いです!続きが気になります!♪ (2018年8月11日 7時) (レス) id: aa6b109c88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかねん | 作成日時:2018年7月30日 1時

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