20夢＊正直に〜卓side〜 ページ21
俺らは初めて一緒に飲んだもんだから、Aちゃんと杏ちゃんの限界を知らず…止める間もなく2人は限界を超えてしまった様子。
杏ちゃんはずーっと素敵な人と出会いたいってゆーとるし、Aちゃんは目が更にとろーんとして、寝かかってる。
寝まいと頑張って起きてる姿が健気で可愛い。
卓「Aちゃん、帰る時起こしてあげるけん、ちょっと寝ててもよかよ？」
A「寝るなんてそんな、失礼なこと出来ない…。」
卓「あの2人ずーっと喋っとるからホントに気にせんでええよ？」
A「でも卓さんとお喋りしたいもん…。」
お喋りしたいもんってなに？
もう本当に理性保つので必死だからやめてほしい。
卓「すぐ起こしてあげるから…ちょっとだけ寝たら？スッキリすると思うよ？」
A「卓さんがそこまで言うなら…仕方ないなあ…Zzz」
そう言ってすぐに俺の肩に頭を預けて眠ったAちゃん。
杏「あー！A寝た！」
遥「っしゃ！じゃあ卓さんに話聞こっ！」
卓「は？なんの話？」
杏「卓さん！Aのこと！どー思ってるんですかっ♡？」
杏ちゃんがキラキラおめ目で聞いてきた。
卓「どうって…可愛いな…とは思っとるよ。」
遥「運命の子なんでしょ！？
もっと攻めないと！恋愛の価値観も合うんだし！」
卓「そうだけど…。」
杏「もー！卓さん！！！しっかりしてください！」
杏ちゃんが急に酔いが覚めたのか覚めてないのか分かんないけど、真剣な眼差しで語り始めた。
杏「A、今までの恋愛ろくでもない男に振り回されてるし、男に傷つけられるし…本当に人よりも辛い思いしてきてるんです。
だからこそ、誰よりも幸せになって欲しいんです。
卓さんと出会ってから、A、久しぶりに幸せそうな顔してるんです。
多くは語らないけど、きっと卓さんからの電話とか、LINEとか、嬉しいって思ってるはずです。
でも、Aは臆病になってるから…これ以上先に進むのが怖いんです。
だから卓さん。卓さんが…Aのこと、卓さんの所まで導いてあげてくれませんか？」
卓「杏ちゃん…。」
遥「卓さん。卓さんなら出来ますよ、きっと。」
卓「俺でいいんかな…？」
杏「むしろ、卓さんじゃなきゃダメです！」
俺はそっと俺の肩で眠るAちゃんの方を見た。
卓「俺が…絶対大切にするけんね。」
2人の言葉を聞いて、自分の気持ちに正直になれた。
俺が、Aちゃんのこと守りたい。
好きだ。
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あかねん(プロフ) - はるなさん» 両方見に来てくださってありがとうございます！頑張れます(><)！！！ (2018年8月11日 9時) (
レス) id: 66d45efd57 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - このお話も面白いです！続きが気になります！♪ (2018年8月11日 7時) (レス) id: aa6b109c88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかねん | 作成日時：2018年7月30日 1時
