夢の中のキミと

2夢＊リベンジ ページ3

杏ちゃんは結局あの試合を見てから、西川遥輝選手にハマった様子。


バイトで会う度に西川選手かっこいい〜って言ってる(笑)


全然ヒットも見れなかったから、今度また京セラドームで日ハムの試合を見に行こう！って話になって、今日またやって来た。


A「今日は中島選手のユニフォーム買っちゃおうかなあ〜」


杏「Aも買うの！？私も西川選手のユニフォーム買おうと思ってたんだ！！！」


A「そーなの！？じゃあお互いせっかくだし、買っちゃお〜！」


こうして私たちはそれぞれのユニフォームを購入して、早速それを着て応援をすることに。


前よりも近くって、2人で試合前から大興奮！


少しずつ選手が出てきて、また中島選手がストレッチをしてた。


前よりも近いからすごく良く見えて、改めてかっこいい人だなあと思う。


A「ホントかっこいい…」


杏「A、歳上がいいって言ってたし、丁度
いいんじゃない？」


A「待ってよ(笑)歳上がいいとは言ったけど6個も離れてたらさすがに相手にされないよ(笑)」


杏「今どきは年の差婚が流行ってるんだよ！？
はい、チャンスあり！」


A「どんだけの人がファンだと思ってるの…
見てるだけで充分だから大丈夫。」


これだけ遠い存在の人だと生で見れるだけでもう大満足。


そんな話をしていると、なんだか視線を感じてパッとグラウンドの方を見た。


すると、中島選手がこっちの方をじーっと見ていた。


周りのファンはそれだけで大騒ぎ。


私もこの時は思ったんだ。


私のこと見てなかったとしても、私のことを見ているようで嬉しいなって。


中島選手はしばらく眺めたあと、ベンチに呼ばれて戻って行ってしまった。


杏「なんか、中島選手こっちの方めっちゃ見てたよね。」


A「うん(笑)彼女でもいるのかな？」


この時はそう思ってた。


この後とんでもないことが起きるとは知らずに。

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