4 ページ4
なんやかんやで入学式も無事に終えて、下校時間になった。
カバンを持って帰ろうとしていると、さっきの関西弁の彼から声をかけられた。
？「なぁなぁ！これ！ほんっまに助かった！
ホンマにありがとう！！」
そう言って返ってきた私のシャーペン。
A「全然。余分に持ってたから。」
？「あ、そや！キミ、名前教えて？」
A「私は柏木Aっていいます。」
？「Aちゃんかー！可愛い名前や！」
A「あなたは…？」
？「あ、ごめんごめん！
俺の名前は石川慎吾。野球の推薦で大阪から
はるばる入学してきてん。」
A「それで関西弁なんだね。」
石「そう！なかなか標準語話せへんくてさー。」
私たちの学校は野球とかサッカーとか運動が強い学校だから遠くから来て寮に入る子もかなり多い。
石「Aちゃんは？この辺の子？」
A「私も全然違う所からきたの。
1時間ぐらい離れたところだけど…。」
石「そうなんか！じゃあ俺よりはこの辺に
詳しいはずやな！また案内してや、色々！」
A「私でいいの？」
石「当たり前やん！せっかく友達になれたん
やもん！」
A「友達…なってくれるの？」
石「何言うてんねん！(笑)
もう俺ら友達やで！好きに呼んで俺のこと！」
A「じゃあ…慎吾くんにする。」
石「可愛い呼び方するな〜(笑)
じゃあ俺はAって呼ぶわ！いい？」
A「うん。いいよ。」
石「じゃあ今日は野球部見て帰るから…
また明日からよろしくな、A。」
A「うん。またね。」
そう言って慎吾くんとバイバイした。
靴箱で靴をはきかえてるとまた声がして、
石「気をつけて帰るんやでー！」
と、手を振りながら言ってくれた。
私も小さく手を振り返した。
慎吾くんは、一緒に居るだけで私を笑顔にしてくれる不思議な人だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あかねん(プロフ) - はるなさん» めっちゃ嬉しすぎます(><)更新頑張ります！ありがとうございます！！！ (2018年8月10日 23時) (
レス) id: 66d45efd57 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - すごい面白いです！これからも更新楽しみにしてます♪ (2018年8月10日 17時) (レス) id: aa6b109c88 (このIDを非表示/違反報告)
あかねん(プロフ) - Haguさん» 素敵なお言葉ありがとうございます(><)！私も見に行かせて頂きますっ！！！ (2018年7月4日 1時) (レス) id: 66d45efd57 (このIDを非表示/違反報告)
Hagu - 大好きです！よかったら私の『ＦＦＩＧＨＴ ＧＩＲＬ#４９』も見てください (2018年7月3日 22時) (レス) id: b083b467ea (このIDを非表示/違反報告)
あかねん(プロフ) - はらさん» ご指摘ありがとうございます！助かります(><)！ (2018年4月28日 15時) (レス) id: 66d45efd57 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あかねん | 作成日時：2018年4月28日 0時
