その2 ページ33
もう少し見渡しました。
すると、
大竹 雄ちゃんが手を上げていたんです。
あ、雄ちゃんは中咲さんの隣です。
そのあと、結局意思を見せるため？
アピール的なことをしました。
先に雄ちゃんがやりました。
そもそも積極性？ポジティブ思考？がないから。
雄ちゃんすごいねーって思いながら見てました。
私はあがり症？っていうんでしょうか？
なんか足がガクガクして、
雄ちゃんが発表しているときに考えた文を
忘れました。
教卓の前に立つ。
中咲さんと少し目があう。
頭の中が真っ白。
何も考えられなくて、
もうなんかわからなくなって、
「私は少し積極性がなく、暗い方です。」
何を言っているのだ私！！
「なので、この委員会に入って、明るい人になれたらいいと思います。」
絶対違う。
違う。
違う。
みんなには
明るいって思われているんだと思います。
もともと明るいじゃないですか？
って思ったと思います。
でも、
暗いんです、中は。
もう。暗いんですよ。
先生が投票の紙を配る。
もう、何もしてないと足が勝手に動いている。
ガクガク。
ずっと伏せていた。
絶対雄ちゃんだ。
何が起きても雄ちゃんの可能性の方が高い。
私になってほしい。
中咲さんの隣に立つのは、私なんだ。
絶対私になる＿＿＿＿
雄ちゃんの方が似合ってる＿＿＿＿
結果を書きます。
先生が言った。
書かれた一角目は。
横だった。
斜めじゃなかった。
とりあえず拍手して伏せる。
涙が一気に出てくる。
シャツがビショビショ。
そんな間にも委員会はどんどん決まっていき、
私が、やっと目の前を見ようとしたときは、
図書委員しか女子は空いていなかった。
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赤羽(プロフ) - 私の作品にコメントありがとうございましたー！見てみました。面白かったです！これからもお互い頑張りましょうね〜 (2016年9月14日 21時) (
レス) id: f7959ecc0a (このIDを非表示/違反報告)
エリジャ - イベント参加ありがとうございます！とても面白いです！今後も期待しています。改めて、ありがとうございました。 (2016年9月12日 21時) (レス) id: a1cdb07692 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋山 海紗 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Nazuna920/
作成日時：2016年9月3日 20時
