【 選択権はない 】 ページ5
ー…ピッ ピピーーッ！！！
【 25-19 】【 25-22 】
セットカウント 2-0
勝者 烏野
『ォォオオオしゃぁああっ！！！！』
約三ヶ月にも及ぶ苦い記憶は、漸く新たに生まれ変わった
三年生の吹っ切れた顔も、二年生の安堵の表情もどれもがこの三ヶ月の辛さを物語っていた
西「やったっスね！旭さん！！」
日「旭さん！！伊達工ブロックどかーん！つって▲♨◯%＄＊！！」
東「！？」
月「日本語喋りなよ」
それに加えて一年の喜びよう(主に翔陽)スゲーな
あと、ホントに日本語喋れよ。それ舌どう動いてんの？
東「…俺は、エースだけど、お前らはヒーローだな」
日「うおおおっヒーロー………！！」
影「…………！」ｿﾜ
西「いいっスね！それ！！」
烏野にとって重りで足枷だったものは、今全て外された
きっとみんなはこれからもっともっと上手くなって、全国だって夢じゃなく現実的なモノに変わっていく気がする
なんとなく、直感的なモンだけどさ
けど、どうしても、その光景の中に俺はー…
東「永田！」
貴「！！？す、すいません…はい？」
東「ありがとな」
貴「……………へ？」
東「あん時お前が背中押してくれなかったら、もしかしたら俺は今ここに立ってなかったかもしれない」
…そんな事、ない
だってあの日休み時間に、飛雄と翔陽行った時から東峰先輩の目を見て来るって確信に近いものがあったから
俺が無駄な事言ったのは、ただイラっとして自己満足の為に止め処なく溢れたただの言葉
そんな言葉で東峰先輩の背中を押せる訳がない
貴「………俺は、別に…」
東「負けたまんま、逃げたら、一生負けたまんま」
貴「！」
東「永田にとったら何てことない言葉だったかもしれない。けど、俺にとってはあの日永田に言われた言葉、全部、一言一句間違えずに言えるほど、心に響いたよ」
貴「……っ…けど…」
東「けど でも だって…とか、言われた俺が言ってんだから、それがホントの事だろ！」
貴「！！………強くなりました、ね。東峰先輩…」
あの時、体格や見た目に沿わないへなちょこな東峰先輩に向けて言った言葉が、今度は東峰先輩に言われるなんて
人と深く関わって怖さとかの中に、どうしても喜びが湧いて来て、形容し難い気持ちになってしまった
自分の心の筈なのに、コントロール不可って難易度高すぎだろ
馬鹿じゃないの、神様って
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かるふあ(プロフ) - コメントや個人メッセージで余りにも多くパスワードに関するコメントが届きます。きちんと見て下さっている方なら修正中というのを把握しているはずです。これ以上増え続けるのであれば全て非公開にし二度と更新致しません。 (2022年6月26日 2時) (
レス) id: f09c3aa21c (このIDを非表示/違反報告)
かるふあ(プロフ) - 皆様へ。次の章やマイボードにも何度も記載させて頂いておりますが、パスワードを設けている章は現在修正中です。完了次第パスワードを外しますので、パスワードを尋ねるコメントはお控え下さい (2022年6月26日 2時) (レス) id: f09c3aa21c (このIDを非表示/違反報告)
イリア(プロフ) - 続きが気になります！！！パスワードが分からなくて見れないので教えて頂きたいです！！！ (2022年6月26日 2時) (レス) id: 44b95c6be2 (このIDを非表示/違反報告)
神珠(プロフ) - これ何回も読んでるんですけど…← やっぱ、4は涙線崩壊します…何回見ても崩壊します はい 今めっちゃ泣いてます← (2017年4月21日 12時) (レス) id: 87c1ee789d (このIDを非表示/違反報告)
なかり(プロフ) - 先生がイケメンすぎて涙 (2017年4月17日 21時) (レス) id: a0d3febc7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲 | 作成日時：2017年1月9日 20時
