この無慈悲な世界に能力で希望を 【リレー小説/派生作品】

登校。【一夜闇@紫龍】 ページ4

7:00

「………行ってくる。」
『闇、行ってらっしゃい！！』
一瞬、亡き母の明るく優しい声が聞こえた気がして眠気が一気に吹き飛んだ。

家を出てベスト代わりの灰色のパーカーのフードを被り、イヤホンを装着して自転車を出し駅に向かう。

闇の家から学校は少し離れているため自転車と電車を使って登校していた。



7:15

何時もの電車に乗り、出入り口のドアについてある窓から外の景色を眺めていたがすぐにｸｧと、欠伸が出た。
眠たい。

7:20

電車を降り、眠たい目を擦りながら学校へと向かう。

少し歩くと桜吹雪で視界が悪くなる。
もうすぐで着く。
学校には桜の木があり、この季節になると花を咲かせ、卒業生を送り出し、新入生を迎え入れ、在校生を応援する。

「…おはよう、」
前を歩いていた中等部の友達、無黒に声を掛けた。
無黒も笑顔で挨拶を返してくれた
うっ……笑顔が眩しい可愛い←

そのまま一緒に学校へと足を早めた。

今日も遅刻せずに教室に行けそうだ
……多分。


***
色々とごめんなさい……

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