この無慈悲な世界に能力で希望を【リレー小説/派生作品】 (ページ27)

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赤【瀬戸内帝華/蓮@雫3318】ページ27

「…アニメ、作ることになってさ。ポージングとか動きとかを上手く描けるようにしたいから、そのモデルになってくれるかな？あ、全然、強制じゃないから、拒絶してもいいよ。｣
と扇歌さんに言われる。
勿論答はNO…な筈、なんだけど…
『題名は…『ネバーランド』ですね。』
「ネバーランド」と言う言葉に、ブレーキを掛けられた。
(…その土地に住む子供が永遠に年をとらない国)
有名なピーターパンでは、そう記述されていた。
年をとらない国なら、もっと生きれるんだ。
なら、せめて創作の世界でも…
きっと、扇歌さんのアニメはそんな世界観じゃ無いのであろうけど。
私は髪先生に向き直って、バシッと顔面に台本を投げつける。
「痛ってぇ!!!!!!あにすんだ瀬戸内!!!」
「髪先生、台本を変えるよ。
題名はネバーランド。脚本は、扇歌さん。私の一人芝居だ。」
「…それって」
「話を受ける。その代わり、そのアニメを発表した後、文化祭でそのネバーランドを演じさせて貰う。それが、条件」
そう言った瞬間、ガシッと扇歌さんに手を掴まれた。
「ありがとう!夢みたい!帝華さんみたいな綺麗な人に協力して貰えるなんて!」
とキラキラした瞳で言われる。
恥ずかしくて、目を剃らした瞬間。
後ろから、肩をガッと掴まれた。
「え……?」
神月が、どこから出てるんだその力と思う程の力で肩を掴んでいる。
そして、顔をゆっくりと上げると…
「本当に、帝華さんのファンになりました。私が男(ますらお)なら確実に貴方に惚れていました!貴方の友達、いや親友になりたいです!帝華さん!!!!!!」
と、荒い息。紅潮した頬で捲し立てる。
まさかの大絶賛に、計らずとも顔が赤くなる。心なしか汗も掻いてる…
「そ、その…神月…?」
「ああ!可愛いですその顔!演技している時は凛々しく美しく!だが普段は冷めてる氷の美貌を持つ不良!それが褒められただけでこんなに真っ赤になる!白い肌に映えますね!ギャップが素晴らしいです可愛いです!!!」
とマシンガントーク。
髪先生は嘘だろコイツの顔。扇歌さんは何故か共感している。マジで辞めて欲しい。
そんなカオスな状況の中、5時限目チャイムが鳴った事を思い出した。
どうやら、5時限目もサボりの様だ…
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なんか凄く扇歌さんといのりさんをキャラ崩壊させました。申し訳ありません…orz

コロナマジで地獄に堕ちろって感じですね♪
けど胃腸炎は本当に辛いですよ(真顔)