TRIGGERといっしょ!!【アイナナ】

☆ ページ13

楽「…………。」





お兄ちゃんが黙り込んでしまった。



やっぱり、困らせちゃったんだ。





『……なんちゃって！ドッキリでした！……今のは忘れてね！！』




そう言ってお兄ちゃんから離れようとした……




だけど



『…………っ！？』





お兄ちゃんはわたしを抱きしめた。





『お、お兄ちゃん？？』



楽「……言わねえつもりだったのに。」ボソッ



『……ねぇ、お兄ちゃん？ホントにどうし……「好きだ。」……え？』



楽「……俺も……Aが好きだ。…女として。」






……お兄ちゃんが……女の子として、わたしを好き？





『……う、嘘だ。』



楽「嘘じゃねぇ。」



『……ほ、ほんとに？』



楽「俺は嘘つかねえよ。…お前が好きだ。A。」



『………っ！わたしも、お兄ちゃんが大好き！！』





わたしはお兄ちゃんを抱きしめ返した


お兄ちゃんもわたしのことを好きでいてくれた……そのことが何より嬉しかった。



『…………(はぁ。幸せ////)』





楽「……なぁ。その格好って俺のためか？」



『……！……うん。少しでもお兄ちゃんに可愛く思って欲しくて……。』



楽「……バカだな。Aはいつも可愛いよ。」




そう言って頭を撫でてくれる。




『…………/////』



お兄ちゃんに頭撫でられるの……好きだなあ。





楽「あ、そうだ。」



『……？？』



楽「……2人だけのときは、俺のこと、楽って呼べよ。」



『…………/////！！！』





……耳元で囁いてくるのはずるい///



楽「ははっ！顔真っ赤！」



『う、うるさいなぁ///』







優しくて、でも少しいじわるなお兄ちゃっ……楽。



そんな大好きな彼に、今日もわたしは恋をするんだ。







楽「……なあ。キスしていいか？」




楽はわたしの顎に手を添える。




『……！？！？ちょっ！？』



楽「……まあ。拒否権はないけどな。」




チュ







……ほら、また「好き」が大きくなった。






❦ℯꫛᎴ❧

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