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回想〜




僕がまだ小学生の低学年の時。









侑李「ママ!パパ!お姉ちゃん!見て!紅葉!」




侑李母「そうだねぇ」



侑李父「侑李は元気だなぁ。」



侑李姉「はぐれないでね」





こんな仲良く呑気に散歩してたとある秋の日。








でもその次の日に…







侑李母「嘘…。」





お母さんのお父さん。

つまり僕のおじいちゃんが死んだ。






侑李父「何であんな呑気に散歩なんかしてたんだろ…」







僕の親たちはこの日をきに狂いだした。







侑李母「あんたなんかと散歩なんていかずにお父さんのそばにいれば…


お父さんは死ななかったかもしれない!


全てはあんたのせいよ!」







侑李父「もう、お前らに構っている時間ないから。」









取り残された僕とお姉ちゃん。




そのうち暴力などをふるってきて


さすがにやばいと思った親戚が








お姉ちゃんをお父さんのお母さん、僕のおばあちゃんに、



僕を近所の知り合いのうちに預けた。









お姉ちゃんは預けられたのがおばあちゃんだったから

知っている人だから心を開けているらしい。







でも僕は近所の知り合い。

最初はずっと部屋に引きこもっていた。




もう、誰も信じられなかった。









そんな時、毎日扉の向こうから話しかけてくれたのが









慧にぃ。








だから慧にぃにだけは唯一心を開けている。









でもたまに暴力を振るわれていたあの日々を思い出して、



毎日震えて泣いていた。







学校でもそんなのが続いたから、小学3年生に上がった途端、いじめられた。





卒業式の日まで。






毎日学校へ来ると


下駄箱にゴミが入っていて

机にひどい落書きされていて

ゴミを投げつけられて

水をかけられて




本当に限界だった。









慧にぃは

「俺、侑李の本当のお兄ちゃんになる」


って言って、慧にぃの親に相談してたみたい。




後から知った話だけど慧にぃと僕は従兄弟で

血が繋がっているから



「本当の兄弟だよ」



と僕には言っていたみたい




だから途中まではずっと本当の兄弟だと思ってた。








それくらい頼りにもなるしね…









.

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侑寧 - やまちねLOVEたさん» あんがとー!頑張るー!!リア友ちゃんよ! (2017年10月31日 0時) (レス) id: d42397b51d (このIDを非表示/違反報告)
やまちねLOVEた - 面白いです!更新頑張って下さい! (2017年10月30日 23時) (レス) id: 24a4497d61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:侑寧 | 作成日時:2017年10月20日 20時

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