強気な女と強い鬼ー夜明けー

ー輪廻転生ー ページ29

それから何年の月日が経ったのだろうか。


何やら朝から騒がしい家がある___________








母｢Aー！遅刻するわよ！今日早朝テストなんで
しょう!?｣




A｢分かってるから追い討ちかけないで〜！｣





その家では一人の女子高校生と見られる少女が朝から家の中を走り回っている。




A｢やばいっ、時間がっ！｣




父｢お弁当持ったか〜？｣




A｢あ、忘れてた、ありがとう！お父さん！｣





遅刻するー！と叫びながら少女は玄関へと向かった。




兄｢A、｣



A｢お兄ちゃん！｣



兄｢行ってらっしゃい、気をつけてな！｣



A｢ありがとう！お兄ちゃんも大学頑張って！
行ってきまーす！｣






最後に兄に挨拶をした少女は玄関を開ける。




猫｢ニャ〜ン｣



A｢おはよう、帰ったら遊ぼうな！行ってきます！｣





近所の猫に挨拶をして少女は駆け出す。





A｢まずい、猗窩座を待たせちゃうや…｣




すると




猗窩座｢Aー！遅刻するぞ！｣



A｢猗窩座！ごめんってー！｣




猗窩座と呼ばれた少年は少女に手を振る。




猗窩座｢ほら、行くぞ、A｣





少年は少女の手を取る。




A｢うん！｣








陽の光が照らす青空の下





少年と少女は手を取り合って走り出した。








陽の光を受けた暖かな風が2人の頬を優しく撫でていった。














fin.

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