強気な女と強い鬼ー夜明けー

ー隠の話ー ページ26

それから数日経って、Aがもう帰ってこないことを鬼殺隊は察した。






そして今日はAの屋敷に整理が入るようだ。






どうやら2人の隠がやってきたらしい。






2人の隠はAの屋敷に入り、部屋を片付けていく。








隠1｢にしても…何でAさんは…｣



隠2｢何でかしらね…。でもきっと何か理由があったの
よ。誰かに殺された訳でも無さそうだし…｣



隠1｢そうだな…。お前はそっちの整理をしてくれ。
俺はこっちを片付ける｣



隠2｢わかった｣







2人の隠は手分けしてAの部屋を片付けているようだ。






そしてそんな時、隠2は





隠2｢あら…？何かしら…。これは…手紙…？｣





一つの手紙を見つけたそうだ。






その手紙の封筒には






“今を生きる大切な人たちへ”








と書かれていた。







隠2｢(っ!?…これってまさか…遺言書か何か…!?)｣






思わずその封筒を開けて隠2は中に入っている手紙を読んだ。








そしてその文を見て隠2は目を疑ったのだ。

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