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夜になり今日は屋根の上に座っていると猗窩座が現れる。






猗窩座「また風邪をひくぞ」



A「猗窩座、その服装で言われても説得力ない」



猗窩座「人間とは違うからな」







横に腰を下ろした猗窩座は私に肩を寄せる。







A「ありがと、あったかい」



猗窩座「そうか」








夜空を見上げると今日は新月のようで月は目に見えなかった。








A「そういえばさ猗窩座は何で私を好きになった
んだ?」





自分でも自意識過剰なことを聞いていると思う。






猗窩座「…心地がよかった」





A「心地?」





猗窩座「ああ。…いつも何かに囚われて心を休めること
が俺は出来なかった。だが…お前に会ってから
はお前に会うことが嬉しくてお前といる時だけ
は俺も俺でいれると思った」




A「猗窩座…」






本当は苦しかったんだ







強き者であるからこそあのお方の_______



無惨の期待に添えるように生きてたんだ。







猗窩座「でも今はそんなものでは収まりきらない」



A「?どういうことだ?」




猗窩座「今はただ“心地良さ”を感じるだけではない。
Aの“存在自体”が好きなんだ」




A「“存在自体”…」






その言葉に胸が高鳴る。





そっか、私…猗窩座にそう想ってもらえるようになれてたんだ。







A「嬉しい」






思わずそう口にすると猗窩座は髪を撫でてくれる。



今はこの優しく撫でてくれる手も私だけのものなんだ。









猗窩座「逆にAは俺のどこを好いたんだ?」







穏やかな風がフワリと私たちの頬を撫でる。

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芳美(プロフ) - もう何度も何度も読み返しました(>_<)鬼の中では猗窩座が大好きです。素敵な作品に出会えて良かったです♡ (10月25日 10時) (レス) @page31 id: 7b568aa020 (このIDを非表示/違反報告)
ドール - うわぁ〜ん。・゜・(ノД`)・゜・。めっちゃ感動して涙が止まりません!!!とっっっっっっても素敵な作品でした! (2023年2月22日 13時) (レス) id: 27b587e666 (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - カケオレさん» ありがとうございます!読んでいただき光栄ですᐠ( ᐢ ᵕ ᐢ )ᐟこれからも頑張りますね♪ (2022年7月23日 19時) (レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - 素晴らしい作品をありがとうございました!ストーリー性が大好きです!これからも頑張ってください (2022年7月22日 19時) (レス) @page31 id: 661d0ebc5d (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - 優衣さん» ありがとうございます!とても嬉しいです!次作もどんどん書いていきます!最後までお付き合い頂き本当にありがとうございました! (2022年3月13日 10時) (レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななや | 作成日時:2022年3月10日 10時

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