ー100ー ページ3
夜になり今日は屋根の上に座っていると猗窩座が現れる。
猗窩座「また風邪をひくぞ」
A「猗窩座、その服装で言われても説得力ない」
猗窩座「人間とは違うからな」
横に腰を下ろした猗窩座は私に肩を寄せる。
A「ありがと、あったかい」
猗窩座「そうか」
夜空を見上げると今日は新月のようで月は目に見えなかった。
A「そういえばさ猗窩座は何で私を好きになった
んだ?」
自分でも自意識過剰なことを聞いていると思う。
猗窩座「…心地がよかった」
A「心地?」
猗窩座「ああ。…いつも何かに囚われて心を休めること
が俺は出来なかった。だが…お前に会ってから
はお前に会うことが嬉しくてお前といる時だけ
は俺も俺でいれると思った」
A「猗窩座…」
本当は苦しかったんだ
強き者であるからこそあのお方の_______
無惨の期待に添えるように生きてたんだ。
猗窩座「でも今はそんなものでは収まりきらない」
A「?どういうことだ?」
猗窩座「今はただ“心地良さ”を感じるだけではない。
Aの“存在自体”が好きなんだ」
A「“存在自体”…」
その言葉に胸が高鳴る。
そっか、私…猗窩座にそう想ってもらえるようになれてたんだ。
A「嬉しい」
思わずそう口にすると猗窩座は髪を撫でてくれる。
今はこの優しく撫でてくれる手も私だけのものなんだ。
猗窩座「逆にAは俺のどこを好いたんだ?」
穏やかな風がフワリと私たちの頬を撫でる。
180人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
芳美(プロフ) - もう何度も何度も読み返しました(>_<)鬼の中では猗窩座が大好きです。素敵な作品に出会えて良かったです♡ (10月25日 10時) (レス) @page31 id: 7b568aa020 (このIDを非表示/違反報告)
ドール - うわぁ〜ん。・゜・(ノД`)・゜・。めっちゃ感動して涙が止まりません!!!とっっっっっっても素敵な作品でした! (2023年2月22日 13時) (レス) id: 27b587e666 (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - カケオレさん» ありがとうございます!読んでいただき光栄ですᐠ( ᐢ ᵕ ᐢ )ᐟこれからも頑張りますね♪ (2022年7月23日 19時) (レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - 素晴らしい作品をありがとうございました!ストーリー性が大好きです!これからも頑張ってください (2022年7月22日 19時) (レス) @page31 id: 661d0ebc5d (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - 優衣さん» ありがとうございます!とても嬉しいです!次作もどんどん書いていきます!最後までお付き合い頂き本当にありがとうございました! (2022年3月13日 10時) (レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ななや | 作成日時:2022年3月10日 10時