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屋敷に戻って着物に着替えると猗窩座が現れる。



A「猗窩座、…え?」



私の目の前に現れた猗窩座は身体から出血していた。



A「っ!どうした!?」



バッと猗窩座の元に駆け寄る。



猗窩座が傷を負っているところを初めて見た。



なぜ直ぐに治らない…!?




猗窩座「大丈夫だ、少しあの方に指導されただけだ」



A「無惨にっ…」



猗窩座「あの方の傷は治りが遅いんだ」



A「っ…早くこっち…」




縁側に座らせると猗窩座は少しづつ回復する身体に目を落とす。



A「痛むか…?」


猗窩座「大丈夫だ、もうすぐ治る」




隣に座って猗窩座の手をそっと握る。




無惨はなぜ猗窩座を傷つけたんだ…?



それを知りたいのは山々だが



知ってはいけないような気がして何となく聞くのは辞める。




だんだんと消えていく猗窩座の傷は見ていて痛々しい。




猗窩座「!?A、なぜ泣いているんだっ?」



A「あっ…ごめ、…なんか痛そうで…辛くて…」




自分が傷つけられた訳じゃないのに痛い。



先程の煉獄の時は我慢できていた涙が猗窩座の傷を見ると一気に出てしまった。



猗窩座は鬼だからすぐに回復する。

それに煉獄の傷と比べたら随分ましな方だろう。


なのになんで…。



猗窩座「俺は平気だから、ほら泣きやめ…。せっかくの
お前の綺麗な顔が台無しになるぞ」





猗窩座はそう言って私の涙を拭ってくれる。





A「うん、ごめん…ありがと」



顔を上げると猗窩座の身体の傷は消えていた。



よかった……。





胸を撫で下ろすと猗窩座は私を優しく抱き寄せた。



A「猗窩座っ」


猗窩座「お前は不思議なやつだ…お前といる時だけは
俺も心が休まる」




そう言った猗窩座の顔はどこか切なくて



私は猗窩座をぎゅっと抱き締め返した。



そんな顔しないでくれ。



私なんかの力じゃ猗窩座を守ることは無理かもしれないけど





それでも猗窩座を守りたい、そう思った。

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ななや(プロフ) - うさぎもちさん» ありがとうございます!更新頑張りますね♪ (2022年3月2日 17時) (レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
うさぎもち - 続編おめでとうございます〜!大好きです!楽しみにしています! (2022年3月2日 15時) (レス) @page1 id: 3d47e5a306 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななや | 作成日時:2022年3月2日 15時

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