強気な女と強い鬼ー二夜ー

ー65ー ページ17

A｢あー、ねむい……｣


しのぶ｢大丈夫ですか？ちゃんと寝ました？｣


A｢ああ、寝たぞ…それより甘露寺はいないか…
？｣




蝶屋敷に来た私はしのぶに声をかけ甘露寺の居場所を確認する。







しのぶ｢甘露寺さんですか？甘露寺さんは生憎今任務に
出ています｣




A｢ええっ！この前居たのに！｣


しのぶ｢仕方ありません。それに少し長期任務のようで
すし｣


A｢そうか…｣




鬼殺隊のみんなは任務というのがあるんだもんな…。



いつでも会えるわけじゃないんだな…。




それに鬼と戦う以上、



私もみんなも次、必ず会えるという保証がある訳じゃない。



煉獄のような重傷を負うことだってある。






そして



猗窩座もだ。



彼は強いからそうそう死ぬことはないだろう。


でもこの世界は何が起こるかわからない。






…早く蜜璃にあって




この変な感じを治療してもらわなくては。





しのぶ｢Aさん？｣


A｢あ、また出直す｣


しのぶ｢そうですか｣






蝶屋敷を出た私は歩いて屋敷に戻ろうとすると




アオイ｢Aさん！｣



A｢アオイ？｣



アオイに話しかけられる。



アオイ｢良ければお昼食べていきませんか？｣



A｢お昼？？いいのか？｣



アオイ｢はい、今日は伊之助さんたちもいますが｣




昼餉か。



1人で食べるよりいいかも



A｢じゃあ一緒させてくれ｣




私がそう言うとアオイは“もちろんです”と笑った。




アオイの笑顔はやっぱり可愛い。




というわけで蝶屋敷へまた戻る。

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