流れ星のようにキミは。 (ページ34)

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復活ー#ーページ34

次の日になり私は復活した。

明日からしのぶと蜜璃とお泊まりだから休んでられないぜ！

一限目は美術。

輩先生こと、宇隨先生の授業だ。

女子｢宇隨先生ってマジ目の保養｣

女子｢それな、1回ぐらい抱かれたい｣

教室移動の時に女子の会話に耳を傾ける。

あんまり顔ちゃんと見てないけど確かにイケメンだったな。

美術室に着くとなんか色々破壊されててびっくりしたけど周り生徒を見る限り普通らしいのでそのまま席に着く。

宇隨｢じゃ、前の続きからなー｣

というわけで、早速絵の具を出して描き始める。

美術と音楽と書道は選択なわけで2組と合同だ。

しのぶは書道だけど蜜璃や猗窩座がいる。

さて、描きますかー。

アクリル絵の具を出して乾く前に塗っていく。

私が描いているのは近所の野良猫と周りの風景。

う、結構ムズいかも…。

すると宇隨先生が私の方に来る。

え、やばい、何かやらかした？

宇隨｢そんな派手に身構えるなって｣

A｢す、すみません｣

イケメンだ…！

宇隨｢ここはもっと繊細に描け｣

筆を握る私の手に宇隨先生の大きな手が重なる。

あばばばばばば、やばばばばばば

意味のわからない声を心の中で出す。

宇隨｢こんなもんだ｣

A｢あ、ありがとうございます…｣

不覚にもドキドキしてしまった。

宇隨先生はなぜかニヤニヤしながら去っていく。

そして次に声をかけたのは猗窩座だ。

宇隨｢お前派手に絵が上手いな｣

猗窩座｢あざす｣

え、マジ？猗窩座の見たい。

自席から頑張って見ようと試みる。

だ、ダメだ、見えん。

女子｢わ、猗窩座くん上手いね〜｣

女子｢ホントだ〜！画力もあってすごいね〜｣

猗窩座の周りの女の子たちが彼の画をのぞき込む。

A｢…｣

なんか胸がチクチクする。

やだな、私心狭いのかな。

当の猗窩座は何も返答せずに黙々と画を描いている。

猗窩座ってやっぱりかっこいいし、モテるんだなぁ。

まつ毛長いし、目は綺麗だし、運動できるし、勉強もそれなりにできるらしいし、性格いいし、クールな感じも良いんだろうなぁ。

バサッ

A｢あたっ｣

宇隨｢俺に見とれてないで画描けよ〜｣

教科書で軽く頭を叩かれる。

教室中から笑いが起こる。

A｢違いますっ｣

気を取り直して私はもう一度キャンバスに目を向けた。