流れ星のようにキミは。 (ページ44)

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カナエ先生ー#ーページ44

朝早く学校に行くと華道部の部室に電気が着いているのが見えた。

アオイがいるのかな。

上靴に履き替えて華道部の部室に向かう。

A｢失礼しまーす｣

アオイ｢Aさん、おはようございます｣

A｢アオイ、おはよう｣

アオイは正座をして花を生けている。

すると奥から人が出てくる。

A｢あ、カナエ先生おはようございます｣

カナエ｢あら、天川さんおはよ〜｣

カナエ先生は生物の先生で生徒からの人気もとんでもない先生だ。

そしてしのぶのお姉さん。

A｢初めましてかな？おはよう｣

もう1人出てきた生徒はカナエ先生やしのぶと似た髪飾りを付けた美人な女の子。

カナヲ｢おはようございます｣

声も綺麗だなぁ。

アオイ｢こちらは私と同じ2年の栗花落カナヲです｣

A｢そっか！私は3年の天川A。よろしく！｣

そう言うとカナヲは頬をほんのり赤く染めてコクリと小さく頷く。

可愛いなおい。

カナエ｢天川さんは朝早いのね〜｣

A｢今日は目が覚めちゃって｣

カナエ｢健康の証ね〜｣

カナエ先生はどこかふわふわしていて癒される。

アオイ｢Aさん、私の家は定食屋なのでよかった
らまたいらして下さいね｣

A｢え、そーなの!?｣

アオイの家って定食屋なんだ…！

A｢うん！放課後とかに行く！｣

アオイ｢はい、お待ちしていますね｣

アオイは可愛らしい笑顔で笑う。

なんかアオイの笑顔はずーっと前から知ってる気がするんだよなぁ…。

A｢あ！私今日、日番だった！ごめん、もう行
く！｣

カナエ｢あ、天川さん、謝花くんまだノート提出してな
かったから伝えておいてくれる？｣

A｢了解でーす！アオイ、カナヲ、またな！｣

アオイ｢はい、また来てくださいね｣

カナヲ｢さようなら｣

小さく手を振るカナヲとアオイに手を振り返して職員室に向かう。

ギュルルっとお腹が鳴る。

な、なんか食べてくればよかった…。