子供生活44日目 ページ5
＿まふまふside＿
ｶﾞﾁｬﾘと玄関の開く音がして急いで玄関へ向かう、入ってきたのは予想通りの人物で安心する。
『おかえりなさい』
「……」
『？……そ、そらるさん？』
「ぇ、あ、…た、ただいま」
そらるさんは何処か上の空でボーッとしていた。いつも通りと言えばそう見えるのだが何処か彼の様子に違和感を覚える。
『何かありました？』
「…いや、晩御飯どうしよっかなって思ってさ」
『あぁ、なるほど。僕勝手に作っちゃいましたよ？』
「ぇ、」
『え？』
「……死なない？」
『僕の料理は毒じゃないです！！』
なんて突っ込むとクスクスと笑い出す、さっきのはやっぱり僕の勘違いだったのかもしれない…
『……(でも、なーんか引っかかる…)』
感じた違和感の正体が分からず首を傾げる。そらるさんはいつの間にか部屋の中に入っていたのでそれを追うように僕も中に入った。
＿数日後＿
『……おかしい』
この瞬間、違和感が確信に変わった。
そらるさんがよそよそし過ぎる、それに僕が家に行く時出かけると言って居なくなる
そらるさんがTwitterで公開していない、それで皆が不安になっているのだ。
そらるさんはリスナーを大切に思っている、それは確かだ
でも今はAのことがあるからか悩んでいるんだ、そのせいなのか目には昔のように隈が出来ていてとても痛々しい。
『…そらるさん！』
「…なに」
『最近、おかしいですよね』
「別に、おかしくなんてないよ…普通だろ」
そう言って僕から目を逸らす
いても経ってもいられず、僕はそらるさんの手を引いて飛び出した。
そらるさんに「まふ！？」と叫ぶ声が聞こえるが無視して走り出す、あの丘へ
＿＿＿＿＿＿着いた
僕とそらるさんの息は上がっていて時々ｹﾞﾎｹﾞﾎと咳をしながら息を整えた。
そらるさん訳が分からないと言う目で僕を睨んだ、それはそうだろう…勝手に引っ張って来たんだから
『ここなら、言えますか』
「……」
『そらるさん、お願い、言って』
･
･
･
･
「＿＿＿＿＿まふ、助けて」
僕の腕を掴んでそう言ったそらるさんの表情は見たことも無いくらいに焦っていて、その深刻な表情に僕は息を呑む
今すぐに泣きそうな瞳で僕の事を見つめた後、そらるさんはゆっくり下を向いた。
そらるさんの声は掠れていて目も涙目だった、多分…1人で泣いていたのかもしれない。
ポツリと呟いたそらるさんのその言葉に思わず目を見開いて固まった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 486人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜桜(プロフ) - 犬坂さん» わぁぁ！！犬坂ぁぁ！ボードでお話あんましてなかったから久しぶりー！！コメント嬉しい！！！覚えてるに決まってるよ！！！おしゃべりめちゃ楽しかったもん！！！リクエストマジありがとう！！もちのろんで書かせて頂くぜ！！！！ (2019年6月30日 19時) (
レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
犬坂(プロフ) - まふくん可愛いwあ、お久しぶり！犬坂だお、覚えているかい？あと。リクエストで、『夢主ちゃん迷子になってほすぃー』 (2019年6月30日 19時) (レス) id: 6b5e6236e0 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - そると。さん» 私も素晴らしいリクエスト頂けて嬉しいです！！！そると。さんに感謝しかないです！！コメントありがとうございます！！ (2019年6月28日 22時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
そると。(プロフ) - こんなに早く書いていただけて嬉しいですー！楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年6月28日 22時) (レス) id: 86f42cc0f3 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - まろまろさん» ぁ、まだ数話続きます！！ありがとうなんて、私の方こそリクエスト有難いので、マジ感謝なんですよ！！！本当にありがとうございます！！ (2019年6月21日 20時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜桜
| 作成日時：2019年3月3日 17時
