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「_____彩夢さん!!!」


『……っ!!!』


痛みと竈門炭治郎くんの声で目が覚める、視界が明るくなる…のでは無く、赤いナニカ
嫌な予感がした、目を開けると血塗れの煉獄。
色んな箇所から血を流しそれでも耐えている煉獄。

【守れ】

『…』

【動け】

「杏寿郎!!鬼になれ!!」

「っ…!!」


【アレを使え】


『…』

煉獄に相手の鬼の拳が伸びる、
この攻撃を受ければ煉獄はこの世から消えてしまう、そう悟った。

身体が動いていた。



『夢の呼吸・拾の型


















…………天下夢双』




ー炭治郎sideー


ズバッッッ


目の前には赤

宙に浮くのは敵の腕

尻餅をついているのは煉獄さん


唖然としている俺と煉獄さんの前には…



彩夢さん


『…俺はお前達を死なせない』

「……!」

「…威力が違うな。どんな技なんだ?」

『お前には、情けはかけない』

そう言った瞬間、彩夢さんは消えていた。
鬼の腹を刺していた、その後もまるで光のように早い。何か別のものでも見ているようだ。
人間の速度を軽く超えている。
上弦の鬼も身体を庇うのが精一杯らしい、攻撃をしてこない。

『……拾の型…」


『…参の型、無夢三!』

先程見た技……の筈だが…
威力が桁違いだった。
鬼は驚きで目を見開いている、
彩夢さんはその後も攻撃を続けた。

「…彩夢…」

「…あんなに、動けるものなんですか?」

「……分からない、…っ」


鬼が疲弊し、息が乱れ始める。

しかし、彩夢さんの技は時間が経つにつれ、回転する事に強くなる俺の拾の型・生生流転のようにさらに強くなっていく。
威力が最初の何十倍にもなっている。

その時目の前が明るくなった。
朝がやってきた、
夜が、開けたんだ。


「っ…くそっ…!」

『待て!!!』


鬼は切り落とされた両腕を無視して森の奥へと走り出した。鬼への怒りが溢れ、いつの間にか俺は刀を投げつけていた。

「逃げるな!!!いつだって俺達はお前らの有利な夜に戦っている!!逃げるな、卑怯者!!!!」

と、叫んでいた。
煉獄さんに声をかけられ冷静になった俺は膝から崩れ落ちる。煉獄さんの声の方に振り返るとそこには倒れて込んでいる彩夢さんの姿があった。


「彩夢さん!!?」


『が、…はぁ、はぁ…っ…はぁ』

「…隠の人に運んでもらおう、竈門少年も、怪我が酷い」

「はい、」


『…煉獄、いき、てるか?』

「……あぁ、辛うじてな…」


二人は苦笑した。

第四章【医師からの強制】→←第三章【僕の記憶】



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(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (8月13日 17時) (レス) @page14 id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯 - 面白い続きが観たい…ありがとうな (2022年10月31日 9時) (レス) @page3 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
松たけこ(夜桜)(プロフ) - 4869H.Kさん» ソッコーで直しました。ありがとうございます! (2019年12月29日 23時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
4869H.K(プロフ) - 細かいことごめんなさい。鬼殺隊です (2019年12月29日 22時) (レス) id: 7a8b945c7b (このIDを非表示/違反報告)
松たけこ(夜桜)(プロフ) - レイれいさん» ありがとうございます!!!嬉しいの一言です…! (2019年12月29日 1時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜桜 x他1人 | 作成日時:2019年8月29日 0時

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