＊ ページ21
ー炭治郎sideー
隙の糸、とは別の匂いだった。
何が違うと言われても説明は出来ないのだけど、明らかに何かが違ったと分かった。考えるがまだコツが分からなかった。
「＿＿＿＿炭治郎」
『うわっ！！？……て、Aさん！』
「様子見に来た」
『…そうな……あ、そうだ！あの、Aさん、聞きたいことがあって』
「……なに？」
『その＿＿』
違和感を話すとAさんは少しだけ目を見開いた、そして何かを考えているのか俯く、何か間違ったことを言ったのかと不安になったが顔を上げたAさんはほんの少しだけ笑っていた。
「凄いね、炭治郎」
『え……と…どういう意味で…？』
「………………………動作予知能力」
『動作…予知？』
「うん、相手の次の動きが分かるの…例えば、私が刀を振るのは右か左か分かる……とか」
『…なるほど』
「……そして、これは柱と同等の力くらい強い、いくらでも強くなれる」
『そう、なんですか…！？』
「だから、凄い」
そう言ったAさんは俺の頭を撫でた、ふわふわとした優しい撫で方だった。暖かくて、素直に嬉しいと思えた。
年下なのに柱であり、俺よりもっとずっと強い、でも威張り散らすところは見たことがない。
時々、本当に彼女は無欲な人間なのか、なんて考えてしまうくらいだ。
でも、鬼殺隊に入り、鬼を倒したいと思っていて、殺してる時点で無欲では無い。
『………俺は、前よりも強くなったんですか』
「……まだまだ、だけど……前よりは、」
『……！』
その言葉に小鉄くんが目を(面なのに)光らせた。俺は嬉しかったが、その様子を見て笑顔が引きつった。
ー翌日ー
ｶﾞｯｶﾞｶﾞｶﾞｯ
『(分かる、分かる！！前よりも遥かに…！体力も戻ってきてる、やれる！！気を抜くな！！！)』
打ち込み、攻撃を予知能力で避け、当たりそうなのは弾いたり、いなすことで人形の動きについていった。
確実に、俺は強くなれてる。
ｽﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ
『…！』
体を浮かせて、切りにかかる。
分かった、入る、攻撃できる。勝てる。やれる、懇親の一撃を…！
『(あ……こ、われたら…)』
小鉄くんから聞いていた。もう、この人形を直せる父は居ないと、壊れたら直せないと…
身体が鉛のように重くなる、刀で首を、切っていいのか。
「切ってーー！！壊れてもいい！！俺が、絶対に直すから！！！」
小鉄くんの声
刀が…
ﾊﾞｷｨﾝ!!
『……きっ、た』
俺は人形を＿＿＿＿＿切った。
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推しを愛で隊(夜桜)(プロフ) - シキさん» すみません久しぶりに戻ってきたらコメントがあったので返信します。色が見えるのは最初からですね。一応説明はされてないので私のなかでだけですが、無一郎の記憶は消えてしまったデータの中にあり修復中です。話的には途中の任務で有一郎が死にかけてショックでですね (2020年12月7日 23時) (
レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - すみません。私が見逃しただけかもしれないんですが、この作品で無一郎くんはいつ記憶を無くしていたのでしょうか？あと、主人公がたまに見ている色はいつからでしょう。わかる方いましたら、よろしくお願いします。。 (2020年11月11日 2時) (レス) id: 2112fc6e24 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 鬼滅はパクリ作品 (2020年10月3日 23時) (レス) id: 833e98b9a2 (このIDを非表示/違反報告)
猫柱にゃん子 - 過去最高1位ですってすごいっすね！作者さん！ (2020年7月24日 11時) (レス) id: 55a94d494e (このIDを非表示/違反報告)
松たけこ(夜桜)(プロフ) - さつまいもさん» ありがとうございます！！！ (2020年1月1日 1時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜
x他1人 | 作成日時：2019年9月24日 17時
