☆ ページ3
ー宇髄sideー
「何のことですか」
シラをきる四ノ宮、なら、ここで問いただしても何かを得れる訳では無い。
『……そうかよ、んじゃ、こっちだ』
「……」
庭へと出ていく俺に雛鳥のように着いてくる、頭にあったのは疑問だった。
『(四ノ宮…お前はそんな奴だったか?)』
俺の知っている
そもそも、他の柱共と関わりを持ち過ぎてない。一定の距離を保ちながらも相手を不快にさせない対応を取っている。
それが突然、俺なんかに近づいてきやがる。変に思うのは当然だろう。
『……四ノ宮、なんで来た?』
「…………………遊びに」
四ノ宮に遊びたいという感情の揺れは感じ取れない、こんなことはプロの殺し屋レベルで感情を操作しているのか。
『(…そもそもの
……まるで
庭へと到着した。木刀を取り出し四ノ宮へと投げ渡す、それを受け取った四ノ宮は一度素振りのようなことをした後、俺を見つめた。
冨岡のように一切動かないその表情に何もわからず、聞くと変なことを言い出した。
「私が勝ったら、……付き合って」
『……愛の告白か?だったらもっと派手にやれよ』
「ち、ちがっ!!…………外、出かけよう」
『!………いいぜ、俺が勝ったら……後で考えるわ』
久しぶりに四ノ宮の大声を聞いた気がする、前に聞いたのは何時だったか。
そうだ、あの戦いの時だった。
刀を構え、向き合う、体格差で言えば俺は勝てるだろう。
しかし、俺の力よりも此奴の速さは目で追うので大変だ。胡蝶達と似ているタイプだがそれ以外も変え備えている為敵に回すと厄介な奴だ。
『んじゃ、こっちから行くぜ』
先ずは右、これは避けられる
左と見せかけて右、避けられる
四ノ宮が攻撃を仕掛けてくる。
身長を生かして足へと集中攻撃し始める、が俺もそこまで負けてやるつもりはない。避ける
見せかけてを使うつもりはないのか殆ど攻撃が単調、
しかし…俺が弾き飛ばした木刀は放り出し腰にある木刀で切りに来る。
体制が無理だ。
『(音の呼吸____)』
ドゴッと音を立てて四ノ宮の木刀が地面に刺さる。
「……負けました」
『…お前の勝ちだよ四ノ宮』
「ぇ」
『
「…!」
その目は少しだけ輝いた
『(………もしかして)』
此奴は存外、
分かりやすい奴なのかもしれない。
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推しを愛で隊(夜桜)(プロフ) - シキさん» すみません久しぶりに戻ってきたらコメントがあったので返信します。色が見えるのは最初からですね。一応説明はされてないので私のなかでだけですが、無一郎の記憶は消えてしまったデータの中にあり修復中です。話的には途中の任務で有一郎が死にかけてショックでですね (2020年12月7日 23時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - すみません。私が見逃しただけかもしれないんですが、この作品で無一郎くんはいつ記憶を無くしていたのでしょうか?あと、主人公がたまに見ている色はいつからでしょう。わかる方いましたら、よろしくお願いします。。 (2020年11月11日 2時) (レス) id: 2112fc6e24 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 鬼滅はパクリ作品 (2020年10月3日 23時) (レス) id: 833e98b9a2 (このIDを非表示/違反報告)
猫柱にゃん子 - 過去最高1位ですってすごいっすね!作者さん! (2020年7月24日 11時) (レス) id: 55a94d494e (このIDを非表示/違反報告)
松たけこ(夜桜)(プロフ) - さつまいもさん» ありがとうございます!!! (2020年1月1日 1時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜 x他1人 | 作成日時:2019年9月24日 17時