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第二十八章【有一郎と無一郎】 ページ16

『……ん…』

目が覚める、
ここ数日眠っていなかったせいなのか、それともここの布団が最高なのか、快眠が出来てしまった。
幼少期からの警戒心が解けず、未だに足音がすると目が覚めたり、思わず戦闘態勢に入ったりと中々面倒な身体になったので久々の快眠は心地よすぎて逆に怖いくらいだった。
頭がすっきりした、六時間程度しか寝てないが…
布団から出るのが嫌になる、と前世(?)の私は思っていたらしいが早起きは三文の徳というのは間違っていない。

『ふ…ぁ……はー…』

欠伸をして背筋を伸ばし肩を揉み首を回す、気分はお婆さんだ。
起き上がり、浴衣を脱いでサラシを胸に巻き、隊服を着てベルトで調節する。羽織を身につけ、腰に刀を…と思ったが今日はない。短刀を腰にさして、部屋から出る。


「おはようございます、朝餉はもう少しお待ちください」

『はい、ありがとうございます…洗顔は何処でやればいいですか?』

「こちらへどうぞ」

『どうも』

旅館の人はキビキビと動き始める、仕事柄ゆっくりする訳にはいかないのだろう。アオイちゃんを見ているみたいで既視感が凄い、あと…かまぼこ隊を女の子達にしたバージョンが宇髄さんのお嫁さん三人な感じがする。

「あ、Aさん。おはよう!」

『…おはよう、禰豆子は?』

「あぁ、まだ寝てるよ。疲れているらしい」

『そう、朝餉はもうすぐだって』

「分かった、ありがとう」

炭治郎は微笑むとそのまま部屋の中へ入っていった、寝巻きだったし着替えるのだろう。私も洗面所らしき所へ案内してもらい、顔を冷水で洗った、冷たくて気持ちがいい。目が覚める


『……』

「鬼狩り様、朝餉の支度が整いました…こちらへ」

『はい』

座布団の上に座り、手を合わせる。一人では食べきれない量のご馳走が並んでいて炭治郎達の分かと思ったがどうやら向こうのがそうらしい、食べ切れるだろうか…


「……Aさんはそんな少量で足りるのか?」

『……昔から多くは入らない腹だから』

「そうなのか、細いから食べてないのかと心配だったんだ」

『…大丈夫、比較的平均の体重だから』

「……軽いと思うけどな」

『…』

そんな会話をしながら食事をとった、炭治郎は私よりも先に出るそうだ。
昨日教えてもらった秘密の宝とやらを休息がてら探すみたいだ、小さくなる背中を見届けたあと、私も昨日決めた準備を済ませる為に外に出た。


『……さてと』

「Aさん!」

『!』


そこに居たのは、
時透有一郎だった。

*→←*



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推しを愛で隊(夜桜)(プロフ) - シキさん» すみません久しぶりに戻ってきたらコメントがあったので返信します。色が見えるのは最初からですね。一応説明はされてないので私のなかでだけですが、無一郎の記憶は消えてしまったデータの中にあり修復中です。話的には途中の任務で有一郎が死にかけてショックでですね (2020年12月7日 23時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - すみません。私が見逃しただけかもしれないんですが、この作品で無一郎くんはいつ記憶を無くしていたのでしょうか?あと、主人公がたまに見ている色はいつからでしょう。わかる方いましたら、よろしくお願いします。。 (2020年11月11日 2時) (レス) id: 2112fc6e24 (このIDを非表示/違反報告)
- 鬼滅はパクリ作品 (2020年10月3日 23時) (レス) id: 833e98b9a2 (このIDを非表示/違反報告)
猫柱にゃん子 - 過去最高1位ですってすごいっすね!作者さん! (2020年7月24日 11時) (レス) id: 55a94d494e (このIDを非表示/違反報告)
松たけこ(夜桜)(プロフ) - さつまいもさん» ありがとうございます!!! (2020年1月1日 1時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜桜 x他1人 | 作成日時:2019年9月24日 17時

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