＊ ページ15
「…握り飯？」
『…いや、食べてないって…聞いて』
「…」
『…少しは…食べた方が、…兄弟も…心配する』
「…………いただきます…」
顔を少し赤らめているのが分かる、耳が真っ赤だ。不死川さんの方も耳を赤くするのは照れている証拠だと、実は知っている。…兄弟似ているところはあるとのなんだなぁ…と呑気な頭だった。
「……上手い…Aさんが、作ったんですか」
『……いや、炭治郎が「ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｯ!!!」
「ぅえ…ゲホッ……」
『ぇ…苦手なものあった？』
「…食わねぇ…もう食わねぇ」
『……』
あぁ、そう言えば炭治郎のことがこの頃は嫌いだったんだった。名前は禁句だったかもしれない、やってしまった。ようやく食べてくれたのに…
『……これ、』
「食わね……食いません…もう」
『……一応、私が作った…食べれない…かな』
「！………っ………貰います、…俺、もう行く…から」
『…うん、偶にはちゃんと食べてね』
「……それじゃ…握り飯、ありがとう……ございます」
『……じゃあね』
握り飯を受け取ってくれた玄弥は頭を下げるとそのまま屋根を降りていった。
少し眠くなる頭を使いこれからどうするか考える、刀鍛冶の里で起こることを回避するのはきっと難しい。
なら死人を少しでも減らすべき、死ぬはずだった人を救えばバタフライ効果…またの名をバタフライエフェクトが起きてくれるかもしれない。
『……なら、…アレを使おう』
結論がまとまったので立ち上がり移動する、泊まる館に入ると蜜璃ちゃんが出かけるところだった。蜜璃ちゃんは私がいるとは思ってなかったのか目を見開く。
「Aちゃん…まだ起きてたの？」
『うん…帰るの？』
「うん！あんまり長居出来ないからね…」
『そう、……
「うん、
『「会おう(ね)」』
華奢な身体に羽織を着て、可愛らしい笑顔を浮かべる、蜜璃ちゃ…蜜璃はそう言うと屋敷を出ていった。
鬼殺隊ならば、皆が理解している。
いつ死ぬか分からない、それでも鬼殺隊員を目指して入っている。ならばその意思を折るようなことはしない。言えない。
『……悲しい言葉だなぁ…』
呟いた声は梟の鳴き声によって掻き消えた。
ー余談ー
ぇ、最終回神すぎひん？
ヤバかった、うん、ヤバい
(語彙力が来い)
映画…行けない…虚しい(泣)
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推しを愛で隊(夜桜)(プロフ) - シキさん» すみません久しぶりに戻ってきたらコメントがあったので返信します。色が見えるのは最初からですね。一応説明はされてないので私のなかでだけですが、無一郎の記憶は消えてしまったデータの中にあり修復中です。話的には途中の任務で有一郎が死にかけてショックでですね (2020年12月7日 23時) (
レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - すみません。私が見逃しただけかもしれないんですが、この作品で無一郎くんはいつ記憶を無くしていたのでしょうか？あと、主人公がたまに見ている色はいつからでしょう。わかる方いましたら、よろしくお願いします。。 (2020年11月11日 2時) (レス) id: 2112fc6e24 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 鬼滅はパクリ作品 (2020年10月3日 23時) (レス) id: 833e98b9a2 (このIDを非表示/違反報告)
猫柱にゃん子 - 過去最高1位ですってすごいっすね！作者さん！ (2020年7月24日 11時) (レス) id: 55a94d494e (このIDを非表示/違反報告)
松たけこ(夜桜)(プロフ) - さつまいもさん» ありがとうございます！！！ (2020年1月1日 1時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜
x他1人 | 作成日時：2019年9月24日 17時
