【鬼滅の刃】原作を壊せ、助けるために。《参》

＊ ページ13

混浴の風呂


蜜璃ちゃんに連れられて、そして何故か蜜璃ちゃんと共にお風呂に入っている。私、どうしたんだ

『…』

「いいお湯ねAちゃん！！」

『……うん』

「…それにしても、Aちゃんって………着痩せするタイプなの？」

『着痩せ…？』

「ほ、ほら、その…お、お胸の発育が凄いじゃない！！！？」

『…み、蜜璃に言われても…』

顔を真っ赤にさせてキャーと言いながら必死に手でその赤さを隠そうとする蜜璃ちゃん。とっても可愛いけど君にだけは言われたくない、発育の暴力なのは自分でも少し思ってたけどさ、君ほどじゃない。

「へ！？あ、あれ？あんまり恥ずかしがらないのね、良かった…！言ってから駄目だったかもって思っちゃったわ〜！！」

『……サラシ巻いてるから、かも』

「そうなのね、私も巻こうかしら…！」

『…伊黒さんは嫌なんじゃ…』

「？、どうして伊黒さんなの？」

『ぇ、あ…あー…と……サラシ、要らないと思う。窮屈だし…』

「そっかぁ…じゃあ辞めとこ！！」

ニコニコと楽しそうに笑う蜜璃ちゃん、そんなに私と面白い会話はしてないと思うが、それでも微笑んでくれる彼女は天使なのだろう、きっとそうだ。

「んー…そろそろ私上がるわね！！逆上せちゃう！！」

『…うん、』

「まだ居る？」

『うん』

「じゃあ、後でねAちゃん！」

そう言って手を振ってくれる蜜璃ちゃんに手を振り返し、もう一度肩まで浸かる。暖かくてホカホカする、体力や疲労回復にもいいお湯らしいし、もう少しここにいたい。
そう思い目を閉じため息をついて伸びをする、が、胸に違和感

目を開ける…と、そこには



『禰豆子…！？』

「むー」


『ぇ、……あ、…温泉…来たの？』

いや、ただただ可愛いけど…可笑しい、だって原作では今頃は玄弥と一緒に風呂に居るはず。それに炭治郎だって禰豆子を一人になんてするはずがな…い…

『(……まさか)』



「禰豆子！！一人でどっかに行くな！！あぶな……い、…だ………」

『…』
「…」


「…うわぁぁあ！！！？」

『…た、…じ…ろう』


土下座ポーズを数秒でする炭治郎、硬い頭のせいか目の前にあった石が頭突きで割れた…ワロタ、そして私はオワタ。
裸を見られたのはいい、しかし炭治郎の上半身と生足を見てしまった…。切腹したら許してくれるだろうか、一回死んできた方がいいのか。

「お、俺ごめんなさ『炭治郎』はい！」




『…あの…切腹したらいい…？』

「何でそうなるんだ！！！？」

＊→←第二十七章【刀と蜜璃ちゃん】

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