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(うらたside)
前回のあらすじ(sideうらた)
坂田が買い物ついでに散歩したいと言い出し、渋々俺らはみんなで出掛けることにした。丁度休めそうな公園を坂田が見つけ行こうと言った。俺は反対
____
「公園、行こう?」
ワクワクしてるのか子供のようにはしゃぐ坂田とそれを宥めるセンラ、傍から見ると親子だ。そう言ったら怒られそうだが、
「えー……休めそうなとこですか?」
「俺も暑いのは嫌だ」
今日は暑いせいか二人ともうんざりしている。坂田も暑さには弱いはずだが今日は元気だ。
「まぁ…緑が多いし大丈夫だろ、」
「ここ穴場なんちゃう?」
どさりという音がベンチの方からして振り返ると志麻が手荷物を下ろしていた。
「あー重かった…」
「お疲れ志麻くん、飲み物いる?」
「センラ俺も」「俺も」
「はーい……ほい、ほい」
「ありがと!」「さんきゅ」
人もあまりいない、緑も多い公園だった。
お茶を数口飲んで、蓋を締める
「穴場なんじゃね、ここ」
「俺の勘冴えてるわー」
「坂田を褒めてはない」
ちぇー、と唇を尖らせる坂田を無視してセンラに質問する。
「…お前最近どうなの?会社」
「……んーと、…すっごい楽しいと思うわ、前の所が嘘みたいに」
すぐ帰ってきた言葉を聞き安心した俺は『そっか』とほっと息をしながら返事する。
「最近のセンラ明るいもんな!!どこら辺が楽しいん?」
「せやね〜先輩、かなぁ」
ふっと笑いながらペットボトルのふたを見つめるセンラの目は優しかった。
「先輩?」
聞き返すと俺を方を見て頷いた。
「いっつも助けてもらう先輩」
「その先輩いい人なん?」
「そこまで普通するかってくらいにはいい人」
「その人女?足きれい?」
「志麻くん……そーやな、すっごいきれいやと思うで」
「「おぉ!」」
「会わせへんからな、絶対」
「でも、一回あってみたいってのは俺もあるな…」
「うらたん…」と少し嬉しそうにセンラが俺を見つめた。
「センラが惚れた女がどんなか見たいしな」
「俺の感動を返せ!」
_
__
____
「そろそろ帰るか」
「そやね」
「ん?…なんか聞こえん?」
「え?……ほんまや、なんか聞こえる!」
「向こうから……行って見るか?」
三人が頷く。
「あ、…居た」
「そんな顔しちゃ笑えないや__」
一人の女性が歌を歌っていた。暫くすると帰ってしまって、俺はもっと聞いていたいと何故か思った。
帰りは彼女とその歌について話していた。
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夜桜(プロフ) - キツネさん» フォォォォおおおおおっぐぅぅぅへぇぇぇぇええええい!!!!? (2019年5月2日 11時) (レス) id: 9b3c16d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
キツネ - ふぉぉぉぉぉぉぉぉ! (2019年5月2日 11時) (レス) id: 55194c6b92 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 月猫@アオリヒメさん» 夢主のことです、わかりずらいと思いますが……この小説は夢主の名前が固定されています。 (2019年1月28日 0時) (レス) id: 9b3c16d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
月猫@アオリヒメ - 度々でてくる暁って何ですか? (2019年1月27日 23時) (レス) id: ca03128f9d (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 天狐さん» コメントありがとうございます!分かりました、吃驚マークもう少し減らします、それと個人やり取りについてももう少し考えます、不快にさせてしまったなら申し訳ないです、小説の問題点を改善していきたいのでアドバイスは凄く助かりました!ありがとうございました! (2018年12月4日 17時) (レス) id: a30888bfe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜 | 作成日時:2018年8月14日 19時