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鍵穴へと鍵を差し込む。ガチャりと音を立てて扉が開く。我が家だからか安心する様に肩の力が抜ける。
『ただいま』
私の声が届いたのかみことが歩いてきて足に擦り寄り鳴く。ふわふわの毛に触ると今日は甘えたなのかいつも以上に撫でさせてくれた、暫くすると満足したのか尻尾を少し振りながら部屋の中へと戻って行った。
みこと撫でた手を洗った後。面倒だとは思ってしまうが清潔がいいので風呂に入ることにした。
体を洗い、沸かしたお湯に体を肩まで沈める。風呂に入り体が温まると、少し眠くなってきた。頬をつねって目を覚ますようにする。
眠気を抑えながら晩御飯を考える。
使える材料を思い出すと、卵とベーコンがあった筈だ。それを使う料理といったらもうカルボナーラくらいしか思いつかない。
『あぁ…肩こってるなぁ…』
呟きながら肩を自分で揉む。
最近は土曜日にも仕事があり、日曜日以外休めていない。それでも十分と言われればそうなのだが、やはり休みたい欲というのはある。
風呂からでてご飯を作り始めると再びみことがよってきた。晩御飯まだー?と言うように足に擦り寄ってくるみことを撫でながらご飯の準備を進める。
『みことのご飯もだすからね待っててね?』
「にゃ…!」
そう言えば本当に理解したのか私から離れ、床暖で丸まっていた。
ーーーー
調理し終わったカルボナーラをみて思わず写真を撮る。今回のは自信作だ。
『…そうだ…ツイートするか』
スマホを操作しツイートする。
@_ツキカゲ
飯テロ注意
今日はカルボナーラです!
「「カルボナーラとピースの写真」」
RT 8211 いいね 1.1
『美味しそう、(о'¬'о)ジュルリ』
『私にも作ってください!』
『ぎゃぁぁぁあ飯テロじゃぁぁああ!』
『お嫁に来てくださ((殴』
『つきなーの皆面白いなぁ…』
「にゃー」
『あぁ、ごめんね。すぐご飯だすね』
みことのご飯を出したあと私も席についてお茶を喉に通す。手を合わせ、いただきますと言いフォークを手に取った。カルボナーラは中々の美味しさで思わず口角が上がった。
『ごちそうさまでしたぁ』
ある程度の片付けを済ませた私は眠気が限界だった為明日のために寝ることにした。
『みこ、おやすみ』
「にゃ」
『(……次の歌、何にしよう)』
眠くて働かなくなる頭を回転させながら歌いたい曲を考える。あまり考えが出ない頭をさらにダメにするように瞼が重くなる。
『……』
いつの間にか眠っていた。
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夜桜(プロフ) - キツネさん» フォォォォおおおおおっぐぅぅぅへぇぇぇぇええええい!!!!? (2019年5月2日 11時) (レス) id: 9b3c16d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
キツネ - ふぉぉぉぉぉぉぉぉ! (2019年5月2日 11時) (レス) id: 55194c6b92 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 月猫@アオリヒメさん» 夢主のことです、わかりずらいと思いますが……この小説は夢主の名前が固定されています。 (2019年1月28日 0時) (レス) id: 9b3c16d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
月猫@アオリヒメ - 度々でてくる暁って何ですか? (2019年1月27日 23時) (レス) id: ca03128f9d (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 天狐さん» コメントありがとうございます!分かりました、吃驚マークもう少し減らします、それと個人やり取りについてももう少し考えます、不快にさせてしまったなら申し訳ないです、小説の問題点を改善していきたいのでアドバイスは凄く助かりました!ありがとうございました! (2018年12月4日 17時) (レス) id: a30888bfe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜 | 作成日時:2018年8月14日 19時