第78話 アジトと突入 ページ41
もう部屋に攻め込んでやろうか、と行動を起こそうとした瞬間部屋の奥から笑い声と共にコツコツと足音を立てて誰かが皆さんがいる方へと歩いていった。
｢まぁまぁ、そんな焦らないでくださいよ…ちゃぁんとこの街の爆弾が全て爆発する前に殺してあげますからぁ｣
……何、爆弾？
相手が言ったその言葉があまりにも物騒で、このまま突入したら話が聞けないかもしれないと思った俺は行動を起こすのはやめて相手の話を聞く事にした。
｢この街に仕掛けた爆弾は合計15個、どの爆弾も爆発すれば大きな街でもすぐに吹き飛ばせるほどの威力さ、この街も木っ端微塵だろうね｣
そう言って高らかに笑うそいつに怒りとともにかつて無いほどの殺意が込み上げてくるのが分かった。
この街には俺の家族がいる、友達も、知り合いも、そして俺を受け入れてくれた皆もいる。
この国には、街には数え切れない程の思い出が沢山ある。
そんな街をこんな奴らに、こんな汚い奴らに汚させる訳には、いかない！！
俺はすぐに腰に付けたベルトについているポッケからサバイバルナイフと拳銃を取って突入の準備をする。
銃弾装填OK、ナイフも切れ味抜群、視界もクリア、五感も感度良好、薬の気配なし、身体も絶好調。
さぁ、この街とミナミノツドイの皆さんを助けに行こうか。
まず扉には鍵がかかっている事を確認してから、その扉を蹴り飛ばして部屋へと潜入する。
｢なっ！？誰だ！！｣
黒龍のリーダーであろう人は驚いた顔をしてこっちを見て、銃を俺へと向けた。
｢っなんでこのアジトが…！畜生！おいお前ら！やっちまえ！！｣
｢生きては帰さねぇぜ！！ヒャッハー！！｣
｢やっちまえー！！｣
…どこの世紀末だよ。
と、まぁ冗談は置いといて、やりますか。
俺はこっちへ向かってくる下っ端達を片っ端から銃で撃ったりナイフで戦ったりして片付けて最後の一人を倒した。
その後に倒れているそいつに足を乗せて装填部分から空になった弾丸を出して給弾してリロードをしてからそいつへと視線をやった。
…意外と多いって聞いてたけどそこまでではなかったな。
そう思いながらはぁ、と息を吐いてからそいつに拳銃を向けると黒龍のリーダーは｢ひぃいっ！！｣と悲鳴をあげて慌てて銃口をこっちへ向けてきた。
……殺す前に少し話聞くか。
聞きたいこともあるし、と考えてから俺は拳銃を下ろして｢おい｣と震えるリーダーに声をかけた。
｢っな、なんだ…俺は何も…｣
｢お前、本当にこのグループのリーダーか？｣
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はる - 待って4月25日って私の誕生日…！奇遇 (2020年1月1日 5時) (
レス) id: 133bbdb0b0 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 返信遅れてすみません。あの、本当にありがとうございます。(^ω^) (2019年1月15日 22時) (レス) id: ed6d930ae4 (このIDを非表示/違反報告)
琴宮 いろは(プロフ) - ロアさん» どうも、返信遅れました！そのお話なのですが、更新致しました！ロアさんの想像通りのお話になっていたら嬉しいです！ (2019年1月2日 21時) (レス) id: b9b08916ff (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 不人気(シャオロン)と男主くんの初詣の話がいいです！ (2019年1月1日 16時) (レス) id: ed6d930ae4 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 続き、気になります!体調にお気をつけて！ (2019年1月1日 11時) (レス) id: e70fd78330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴宮 いろは | 作成日時：2018年12月26日 10時
