第57話 お爺ちゃん ページ20
お店が襲われ、お爺ちゃんが怪我をしてシゼルに再開してから数日経った。
お爺ちゃんは順調に回復していて、点滴も取れてご飯も食べれるようになってきた。
そしてペ神さんが明日退院だと言ってくれた、その時は安心して力が抜けそうになったが踏ん張った。
｢ほんとに良かった…｣
はぁー、と安堵の溜息を吐くと隣にいたショッピさんが｢良かったですね｣と笑って言ってくれた。
そう言ってくれたショッピさんにお礼を言って廊下を歩いていると後ろからバタバタと忙しく走ってくる足音が聞こえ、振り向くと息を切らした兵士がこっちへ向かってきていた。
｢っノエル様！！ショッピ様！｣
｢どうしたの？そんな急いで…｣
落ち着いて、と今にも気絶しそうな程呼吸を乱している兵士を落ち着かせ、ゆっくりと話すように言う。
はぁ…はぁ…と息が落ち着いてきた所を見計らってどうした、と再度聞いてみる。
｢じ、実は…先程グルッペン総統閣下から幹部様方を全員集めるように言われまして…｣
｢グルッペン様が？｣
｢っはい……｣
汗だくな兵士にハンカチを渡してお礼を言ってショッピ様と総統室へと向かう。
あんだけ急がせたんだ、余程大変な事なんだろうとなるべく急いで総統室へと向かう。
エレベーターを使い、総統室のある最上階まで行き、目の前にある廊下の一番奥の部屋まで歩いてその部屋のドアを開けて入る。
｢お呼びですが、グルッペン様…！？｣
部屋に入るとそこには
｢…来たか、ノエル｣
｢お、お爺ちゃん！？｣
医務室にいるはずのお爺ちゃんが総統室の椅子に座っていた。
何で、と驚いていると来い、とお爺ちゃんに言われ、部屋のドアを閉めてお爺ちゃんの元まで行く。
｢…何で、寝てろって言われた筈……っ！？｣
お爺ちゃんの元まで行って、そう言うとお爺ちゃんの周りの雰囲気がガラリと変わった。
これは、帝国の王の時の威圧感に似てる…。
そう思った俺は姿勢を正してお爺ちゃんにひれ伏した。
｢……すみません、帝王陛下｣
そう言うとお爺ちゃんははぁ、と溜息をついてグルッペン様の方を見た。
｢…久し振りだな、グルッペン君｣
お爺ちゃんがそう言うとグルッペン様は真剣な顔をしてお爺ちゃんの足元にひれ伏した。
gr｢はい、お久し振りです、皇帝陛下｣
グルッペン様と知り合いだったの？と聞くとお爺ちゃん歯あぁ、と言って俺の頭を撫でてきた。
…頭撫でられた、と嬉しさでニヤける口を隠すように手で覆うといつの間にか居たシゼルに咳払いされた。
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はる - 待って4月25日って私の誕生日…！奇遇 (2020年1月1日 5時) (
レス) id: 133bbdb0b0 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 返信遅れてすみません。あの、本当にありがとうございます。(^ω^) (2019年1月15日 22時) (レス) id: ed6d930ae4 (このIDを非表示/違反報告)
琴宮 いろは(プロフ) - ロアさん» どうも、返信遅れました！そのお話なのですが、更新致しました！ロアさんの想像通りのお話になっていたら嬉しいです！ (2019年1月2日 21時) (レス) id: b9b08916ff (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 不人気(シャオロン)と男主くんの初詣の話がいいです！ (2019年1月1日 16時) (レス) id: ed6d930ae4 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 続き、気になります!体調にお気をつけて！ (2019年1月1日 11時) (レス) id: e70fd78330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴宮 いろは | 作成日時：2018年12月26日 10時
