【番外編 2】不人気と初詣と僕 ページ19
振り向くとそこには先程見えたニット帽を被った人物だった。
｢シャオロン…｣
sha｢よっ、お前も来てたんやな｣
｢うん、あ、明けましておめでとう｣
sha｢おう、明けましておめでとう｣
新年の挨拶をして、少し2人で他愛もない話をする。
冬休み明けの話やクラスメイトの話をしていると後ろから生徒会の皆がお参りに行こうと言ってきた。
俺とシャオロンはそれに賛同して神社の方へと歩いて行く。
人が多い為、はぐれないようにとシャオロンの服を掴んで拝殿まで行き、お参りをした。
願った事は内緒だが、敢えて言うなら皆の健康の事だ。
そしてその後おみくじを引いて、各自お守りを買ったりしてから拝殿から離れた。
最初にいた鳥居の近くへ移動するとおみくじの結果はどうだったとかお守り何買ったかと言う話で盛り上がった。
俺は中吉、まぁまぁの結果だった。
sha｢お、ノエル中吉やん！俺大吉〜｣
ちょいっと覗いてきたシャオロンが自分のおみくじを見せびらかせてくる、ウザイ。
だがおみくじの恋人の所に"今いるのなら、気をつけるべし"と書かれていた。
おぉ、と見ているとそれに気づいたシャオロンが｢えぇ！？｣と驚いてそのおみくじをまじまじと見た。
sha｢気をつけるべし…ってどういう事やねん！！別れるって事！？ちょ、ノエル別れへんよね！？｣
そう必死な顔をして迫ってくるものだから、面白くてついからかってしまうのが俺。
｢えぇ〜？どうだろう、最近トントンからこの前女の子口説いてたって聞いたし…｣
どうだろう？と少しにやけて言うとシャオロンはわたわたとし出して｢それはちゃうんや！｣と否定した。
sha｢それは出来心っていうか、その、つい…｣
でもノエルのこと嫌いになった訳じゃ…！！と必死に言ってくるもんだから笑ってしまった。
するとシャオロンは驚いた顔をして俺を見ていた、ごめんねシャオロン。
｢別れたりしないよ、シャオロン｣
ちゃんと好きやで？とシャオロンの手を握って目を見て言うと｢…うん｣と少し照れたように言った。
｢今年も宜しくね、シャオちゃん｣
sha｢こちらこそ、宜しく｣
そう言って二人で笑い合った。
今年もいい年になるといいな。
ね、シャオロン。
＿＿＿＿＿＿
どうも、大遅刻魔琴宮です。
今回ロアさんにコメントを頂き、シャオロン落ちの初詣のお話を書かせて頂きました。
これ、軍パロなのに学パロやないかい…と書いてて思いました。
ロアさん、コメントありがとうございます、想像通りのお話になっていたら嬉しいです。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
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はる - 待って4月25日って私の誕生日…！奇遇 (2020年1月1日 5時) (
レス) id: 133bbdb0b0 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 返信遅れてすみません。あの、本当にありがとうございます。(^ω^) (2019年1月15日 22時) (レス) id: ed6d930ae4 (このIDを非表示/違反報告)
琴宮 いろは(プロフ) - ロアさん» どうも、返信遅れました！そのお話なのですが、更新致しました！ロアさんの想像通りのお話になっていたら嬉しいです！ (2019年1月2日 21時) (レス) id: b9b08916ff (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 不人気(シャオロン)と男主くんの初詣の話がいいです！ (2019年1月1日 16時) (レス) id: ed6d930ae4 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 続き、気になります!体調にお気をつけて！ (2019年1月1日 11時) (レス) id: e70fd78330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴宮 いろは | 作成日時：2018年12月26日 10時
