第58話 シゼル・リーリエ ページ17
トントンside
gr｢面白い！！良いだろう、我が軍に入る事を許可するゾ！！｣
下を向いていたグルッペンはキラキラとした目でこっちを向いた。
怒っていると思っていた俺はグルッペンがそんな事を言うとは思ってもいなかった。
tn｢えぇーーー！？グルさん！？何言うてんの！？こいつセトの国の兵士やで！？｣
敵国の兵士やで！？と指を指して言うとグルッペンはニヤニヤといけない事を考えている顔をしている。
あ、これは何を言っても聞かないパターンだな、と俺は察して口を閉じた。
gr｢そんな事はどうでも良いんだゾ、お前名前は？｣
sz｢シゼル、シゼル・リーリエです｣
tn｢リーリエ……あの帝王陛下の側近を代々やっている名家か？｣
そう、リーリエ家はアルフヘイム帝国国王の側近を代々務めている名家だ。
最初はアイトリシア家と言う家が務めていたのだが国の金を横領、更に帝王の正妻と不倫していた事がばれ、国外追放並びに地位剥奪からのアイトリシア家を潰す事となったのだ。
まぁ当然の事だ、と国民は激怒して国を出てくまで石を投げられたりと虐め尽くされていたがな。
その後、新しい妃を迎えた帝王陛下はノエルとケイを授かったのだ。
それで国中大騒ぎで宴だ祭りだと騒いだのであった。
tn｢…本当にノエル達が生まれた時の帝国と言えば、国中がパーティの様に賑やかやったな｣
ふふっ、と笑ってそう言うとシゼルは｢えぇ、大変騒がしかったです｣と笑った。
｢せやろ？｣と二人で笑っていると後ろからフッ、と笑い声が聞こえた。
え？と振り返るとグルッペンが懐かしそうに笑っていた。
gr｢…あぁ、本当に＿＿｣
tn｢……？｣
最後の言葉は声が小さく、聞き取れなかったがグルッペンの顔が珍しく綻んでいたので良しとした。
tn｢じゃあこれから宜しくな、シゼル｣
sz｢あ、はい、宜しくお願い致します｣
こうして元セトの国スパイのシゼル・リーリエは我々国軍に入る事になったのだ。
＿＿＿＿＿
皆さん、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
これから皆さんへのお年玉としてお正月のお話を書こうと思うのですが、落ちが決まってません。
なので｢○○と男主くんの初詣の話が良いです！｣の言う感じでコメントして下さるとありがたいです。
あ、先着とかないのでどんどん書き込んでくださいね！
これからもこの作品、そして琴宮をどうぞ宜しくお願い致します。
体調崩さないように皆さん、気をつけてくださいね！
それでは、次のお話でお会いしましょう。
では。
2019 1/1 琴宮 いろは
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 370人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる - 待って4月25日って私の誕生日…！奇遇 (2020年1月1日 5時) (
レス) id: 133bbdb0b0 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 返信遅れてすみません。あの、本当にありがとうございます。(^ω^) (2019年1月15日 22時) (レス) id: ed6d930ae4 (このIDを非表示/違反報告)
琴宮 いろは(プロフ) - ロアさん» どうも、返信遅れました！そのお話なのですが、更新致しました！ロアさんの想像通りのお話になっていたら嬉しいです！ (2019年1月2日 21時) (レス) id: b9b08916ff (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 不人気(シャオロン)と男主くんの初詣の話がいいです！ (2019年1月1日 16時) (レス) id: ed6d930ae4 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 続き、気になります!体調にお気をつけて！ (2019年1月1日 11時) (レス) id: e70fd78330 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琴宮 いろは | 作成日時：2018年12月26日 10時
