【募集企画】世界の秩序を保つ者【無限募集】

最初のお話 ページ3

あるところに一人の神様がいました。



神様は一人ぼっちでした。それはこの世に神様一人しかいなかったからです。



そこで神様は考えました。ないならば作れば良い、と。



その神様が今の創造神、天国 神(あまくに しん)なのです。



神はまず、自分と同じ《神様》と《天》、そして《地獄》、《閻魔様》を作り出しました。



そしてそれぞれに役目を与えました。



それが太陽神様や水の神様となったのです。



《閻魔様》には《地獄》の管理を任せました。



それから神様みんなと閻魔様で話し合われ、《下界》と《女の子》が生まれたのです。



《女の子》は双子でした。そう、赤月蒼と赤月翠です。



神は二人に能力を渡しました。蒼には次元を操る能力、翠には魂を操る能力を。



神様達は蒼と翠をとても可愛がりました。



《下界》と《女の子》が生まれて200年後、今度は蒼と翠の妹の紅を作りました。



そして紅には運命を操る能力を渡しました。二人は紅をとても大事にしました。



三人は次第に神様達に恩返しをしたいと言い出す様になりました。



神様達は困りました。三人は自分達が作り出した子であり娘も同然。



恩返しをしようとしてくれるのは嬉しいが、危険に晒す事は絶対にしたくない。



とみんなが思ったからです。



そこで、神様達は三人に条件付きで下界の管理を任せる事にしました。



その条件とは、仲間を作ってみんなで管理していく事でした。



これは神様達なりの思いやりでした。



三人に仲間と一緒に協力出来る様になって欲しい、と願ったからこの条件にしたのです。



三人はそれでも大層喜びました。



それから天にいる者や地獄にいる者に声を掛け、仲間を集めました。



それが赤月庁となったのです。



蒼、翠、紅の三人はそれぞれの能力を活かし、次元管理局、魂管理局、運命管理局を作りました。



それからずうっと、今まで続いてきたのです。



今は三つの管理局全てを昔からの信頼出来る仲間に任せています。



赤月庁の中には赤月庁が生まれてからずっと一緒にやってきた子もいるとか…

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