本当の真実は実際と異なる事で 【月星 小夜香】 ページ4
「おいっ！お前、私に今ぶつかったよなぁ？」
「えぇ〜〇〇ちゃんがぁ、可哀想ぅ」
「これは絶対にいじめだねぇ！！」
学校に行き荷物の準備をして友達と話していると遠くから微かにだが声が聞こえた。話している内容はいかにもいじめって感じで、放って置けなかった。
「ごめん、ちょっと私トイレ行くわ」
そう友達に伝えると「分かったぁ」と声が返ってくる。廊下に出て声の聞こえる方に少し小走りで走る。今の担任に見つかったらネチネチと説教してくるにであくまでも小走りだ。他の先生もあまり好きではないが...
屋上の階段あたりに近づくと声がだんだんとハッキリ聞こえるようになってきた。
「お前、金だせよ。あれだよ、あれっ！慰謝料みたいなもんだよ！」
「いいねぇ！それ！おらっ、早く出せや」
物陰に隠れて様子を見ると同じクラスの大人しい女の子がとなりのクラスの奴らにいじめられている。人間ってなんでこんなにいじめを好むんだろうね？
「お楽しみの所すいません〜貴方がやってる事っていじめって奴やんなぁ？」
となりのクラスの奴らを指差して話していく。「指を差してはいけません」と幼い頃から母に教えられていたが今日は仕方がない。
「はぁ？てか、テメェ誰なんだよ？」
「いじめ？ただ私はこの子が当たって来たから慰謝料を請求してるだけよ」
そう言うといじめっ子の1人がクラスの子を突き飛ばす。壁にあたり派手な音が廊下に響く。これが普通の廊下ならばいいもののここは人の来ない屋上側の廊下だ。
「馬鹿なくせに慰謝料って言葉は知ってるんだ。ほら、あんたも怪我してないんだから許してあげなよ」
最初の言葉は置いておいて穏便に解決しよう。流石に殴り合いとかは...したいっちゃあしたいけど今度は私が慰謝料を請求させられるから遠慮しておく。
「やだよ！とりあえずあんたもどっか行きな！私はこの子とお話しがあるから」
そう笑いながらクラスの子の髪の毛を掴み上げる。その子の目には涙が浮かんでいてこっちを見ると小さく口を動かし「助けて」と言った。その光景を見ると私の中に穏便に解決するなんて考えは消えていった。上着を脱いで黒の半ズボンに白のTシャツという感じの服になると
「お前らさぁ？その子話してくれない？その代わりさ...私と話そうよぉぉ！！」
そのまま、いじめっ子に飛びかかっていく。咄嗟の事でクラスの子の手を離した。そのまま、クラスの子には逃げてもらった。
これでハンデなしの2vs1だ。
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ラス(プロフ) - あの…これ、誰も更新しないんですかね…？連載開始からだいぶ経っているのにほとんどの人が書いてません…。企画主さんからも、未執筆の方にお声掛けていただくとか出来ないのでしょうか。 (2020年4月29日 1時) (
レス) id: 87616b7781 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 更新しました。 (2019年11月15日 17時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 更新します。 (2019年11月15日 16時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
ラス(プロフ) - 【藤田颯真】更新しました。けっこう暗い感じになってしまいましたが…。 (2019年10月23日 23時) (レス) id: aa231f5233 (このIDを非表示/違反報告)
ラス(プロフ) - 更新します。 (2019年10月23日 23時) (レス) id: aa231f5233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鮮やかに咲け!参加者一同 x他3人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2019年10月6日 0時
