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第2章 - 8話 ページ19









どうやら眠ってしまったようだ。
いつのまにか、私の体はベットに横たわっている。



…?




違和感。




私は目を開ける。
無機質な白い壁が見える。

「は…!?」

驚き、上体を起こす。

…寮だ。私の部屋だ。なんで…!

突然の変化に戸惑う。
今までは、戻ろうと思わない限り、こちらに戻ることはなかった世界だ。
強制的に世界が切り替わるなんて、今までに無かった。

掌中の異物感。
手を開ける。
赤いイヤリングだ。

「え…。」

目を見張る。
2つの小さな赤い宝石は手のひらの中で美しく輝いている。
訳がわからないことがまたひとつ。


…なんであちらのものが、こちらに来ているんだ…!


不気味なくらいに美しいそれに恐怖すら覚えた。





その夜、Aはいくら強く願ってもあちら側に戻ることはなかった。








_

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零落*・reira(プロフ) - カルタさん» ありがとうございます!そう言っていただけるととても励みになります…! (2020年2月16日 15時) (レス) id: 5e63a1d1e7 (このIDを非表示/違反報告)
カルタ(プロフ) - めっっっちゃ面白いです!合格おめでとうございます!更新楽しみにしています! (2020年2月16日 14時) (レス) id: 132cc7b19e (このIDを非表示/違反報告)
白餡(プロフ) - パパっと読んでみましたが、描写も結構きっちりとしていて面白かったです。更新頑張ってください (2019年2月16日 23時) (レス) id: 81568ffd32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零落 | 作成日時:2019年2月14日 23時

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