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河村side
俺がAくん、川上が伊吹くんの腕に
手枷を付けた。
川上が鍵付きのやつ持ってて驚いた反応はさておき、
この2人の腕が細すぎる話をしてます。
川上「…伊吹くんもそうですけど、Aくん腕細くないですか？それにずっと長袖来てるし」
河村「ほんと、折れちゃいそう」
川上「伊吹くんも、折れるまではいきませんけど軽いです」
河村「あと眠りが深い」
移動、手枷装着までにこの2人は目を覚ましていない。
川上「若いのかな…？」
河村「…幼いんだよ」
そう言ってAくんの頭を撫でた。
髪が靡いて、いつもとは別の空気が流れた。
河村「さ、寝ようか」
川上「俺らもですか？」
河村「水上くんがくれた薬試したいんだよ」
川上「…2人に飲ませれば良かったのに」
河村「これが失敗作だったらどうするのさ」
川上「それもそうですね」
河村「はいあーん」
川上「…え、薬ってあーんなんですか？」
河村「…口開けるだけでいいから」
川上「分かりました、あーん」
口を開けて目を瞑ると、
口の中に粒が入ると共に
生暖かい舌が侵入してきた。
川上「？！？！」
まじで粒だけだと思ったのに
思ってもいない感覚が口内を犯し
頭が…暑くなる。
川上「ふ、ぁ…かわ、むら、さ…んッ…//」
河村「ごめんごめん、やりすぎた」
川上「なん、か…カラダ…ふわふわする」
河村「まだ飲んで5秒経ってないよ」
川上「ねる…眠い」
河村「あーあ、結構効くじゃん」
川上「もっかい、キスして」
河村「はいはい」
そう言って今度は触れるだけのキスを交わした。
幸せそうに、ふふっと笑って満足気に川上が眠りについた。
なんでこんな可愛いかね、うん。
薬効くの早すぎるし、体に耐性がないのかな。
河村「いい子いい子」
そう言って川上をベットまで持っていき、
俺はリビングに戻った。
河村「あとは彼に電話かな」
俺は携帯を取り出し、
ある人物へ電話をかけた。
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作者名：紅思匡 | 作成日時：2019年3月30日 8時
