第１７話 ページ19
ケイジの声で俺たちは探索を始めた
「情報は共有するようにね」
ケイジもそう言い残して探索に向かった
青い部屋には俺以外にカンナを介抱するレコとナオ。そして、共に探索するサラとソウが残った
「俺らもぼちぼち行こうか」
青い部屋を出ようとするとレコが声をかけた
「サラ。危なくなったら逃げて来いよ？体張る仕事なんて男共にやらせればいいんだ」
「いざとなった時に盾にはなってやれるかもだけど･･･インドア派の俺に期待しないでね」
「は、はい」
「あーでも、そこのニット帽もやしっ子には荷が重そうだな･･･お前も逃げろよ、ちゃんと」
「ひ･･･ひどい言い草だなぁ･･･あはは」
「頑張ってくださいね！」
「う、頑張る･･･」
「ナオはもやしっ子のお前に頑張れって言ったわけじゃねぇだろ･･･」
「ジンさん、もし何かあったらお願いしますね」
「だが断る」
さすがに二人は守り切れないな、うん。無理
サラは青い部屋にあるたくさんの出入り口の中を覗き込んでいた。俺もその中を覗き込むと、ほとんどは通路の途中で行き止まりになっていた
「あれ何だ？」
行き止まりの床に置いてある大きな塊を指さした。ソウもそれを覗き込む
「ああ、あれ大きなクッションだよ」
「もしかして･･･私が落下した先があのクッションの上だったんですか」
「ボクも同じさ、それぞれ同じように落ちてきたんだろうね。キミをジョーくんが抱えて広場まで連れてきたんだよ」
「そうだったんですか」
「二人が友達とは思ってなかったけどね」
クッションに落っこちたのか。その割には体中痛かったのは何でだ？
「そうだ、あとジンさんが落ちてきたときだけすごい音がしたんだ」
「すごい音？」
「本当にドサッ！って感じの･･･。覗いてみたらクッションから大きく外れたところに落ちてきたみたいで」
「なるほど･･･」
だから身体が痛いんだ･･･。落ち方下手くそかよ･･･
「服に血はついてるし、気を失ってるからどうしようか考えたんだけど、一応広場にってQタロウさんが」
後でQタロウに礼を言わないとだな。それにしてもクッション外したのは恥ずかしいなそれ･･･
青い広場を後にして進んでみると、長い廊下に出た。廊下の中間辺りには緑色の自動販売機が置いてあった
「飲み物が売ってるみたいだけど･･･お金がないからなぁ」
自動販売機には水やジュース、コーヒーなどあらゆる飲料が売っている
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蓮花(プロフ) - 腐ころさん» コメントありがとうございます。名前は入力してもしなくても作品自体は読めるので気にしていなかったのですが･･･。書いた方がいいですかね、気を付けます。 (2020年2月7日 14時) (
レス) id: 7073e93aa0 (このIDを非表示/違反報告)
腐ころ(プロフ) - すみません。おこがましいのですが、名前は固定と書いた方がよろしいのではないでしょうか？ですが物語としてはとても良いので頑張って下さいね！上から目線ですみません（´･ω･｀） (2020年2月6日 21時) (レス) id: 12e607f7fa (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - ツキミさん» ありがとうございます。最初書いていたときはとんでもない奴でしたね。自分でも笑いました (2019年6月5日 15時) (レス) id: 45ac89d462 (このIDを非表示/違反報告)
ツキミ(プロフ) - モカを見捨てる主人公ww笑ってしまいました……すみません……。更新頑張ってください！応援してます。 (2019年6月4日 19時) (レス) id: fe6749e978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青薔薇 | 作成日時：2018年3月9日 14時
