第１４話 ページ16
「ジン！お前何をしたんじゃ！？」
Qタロウは俺につかみかかる
「な、何もしてねぇよ！」
サラは倒れたカンナを介抱する。その様子をレコが見に来る
「サラ、カンナの様子はどうだ？」
「気を失ってるみたいです･･･」
「カンナはお姉ちゃんが死んじゃったって･･･私のせいだ、って」
俺はカンナが話してくれたことを伝えた。レコはやり場のない怒りを拳に込めて部屋の壁を殴った
「クソッ、マジ許せねえ･･･！死んだだと･･！？この子が･･･何をしたっつーんだよ！犯人には人の心ってのが無えのかよ！！」
「どうやら･･･これは冗談やドッキリじゃないみたいだね」
「も･･･もう嫌です･･･酷過ぎますよ･･･こんなの･･･」
Qタロウもくそっ、と小さくぼやいて俺を突き飛ばした
「おいおーい。皆取り乱すなって。おまわりさんはここにいるんだから」
また統制の取れなくなった俺たちをケイジはまとめる
「なあケイジさん！頼りはアンタだ！オレ達はどうすりゃいい！？」
ジョーはケイジに尋ねる。それをケイジは意外そうに見つめる
「ずいぶん態度が変わったねぇ。とりあえず、あれだ。お互いここで手に入れた物を確認しないか？」
「いい案ですね」
ケイジの案にカイが賛成する
「ザッツちょうどええ。言おうと思ってたんさ。こんなもん拾ってよお」
Qタロウは懐から大きな箱を取り出した。俺たちの輪の真ん中にQタロウはどかっと座ると目の前にその箱を置いた
「でっかい箱だニャン！」
三つの鍵穴の付いた箱だ
「スイカ一つは入りそうですね･･･」
「これは･･･最初の試練で？」
ソウが尋ねるとQタロウは大きく頷いた
「そうじゃ。むしろ、この箱を持っていくんが最初の試練の内容だったんやが･･･」
「え･･･！？最初の試練って内容違う人もいるのか？」
カギを使って拘束を解く試練、箱を持って脱出試練。今のところ二種類を確認できる。ほかの連中はどうなのだろうか
「その話は後。まずはこの箱開けてみよ―か」
「開かんぜよ。鍵穴があるっちゃきに」
「無理矢理こじ開けてみれば？誰か叩き割る道具とか持ってねぇの？」
「中身が何なのか分からないんですよ？」
ナオが慌てて俺を止める。無理矢理叩き割ってみようかと考えたが、中身が何か分からない以上無理にこじ開けるのは危険なことだ
「サラちゃん、何か手はないかな」
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蓮花(プロフ) - 腐ころさん» コメントありがとうございます。名前は入力してもしなくても作品自体は読めるので気にしていなかったのですが･･･。書いた方がいいですかね、気を付けます。 (2020年2月7日 14時) (
レス) id: 7073e93aa0 (このIDを非表示/違反報告)
腐ころ(プロフ) - すみません。おこがましいのですが、名前は固定と書いた方がよろしいのではないでしょうか？ですが物語としてはとても良いので頑張って下さいね！上から目線ですみません（´･ω･｀） (2020年2月6日 21時) (レス) id: 12e607f7fa (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - ツキミさん» ありがとうございます。最初書いていたときはとんでもない奴でしたね。自分でも笑いました (2019年6月5日 15時) (レス) id: 45ac89d462 (このIDを非表示/違反報告)
ツキミ(プロフ) - モカを見捨てる主人公ww笑ってしまいました……すみません……。更新頑張ってください！応援してます。 (2019年6月4日 19時) (レス) id: fe6749e978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青薔薇 | 作成日時：2018年3月9日 14時
